2005年 アメリカ 98分
監督:ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ
出演:ダイアン・レイン、 ジョン・キューザック
出逢い系サイトで知り合った相手との恋の行方は。 ★★★
ダイアン・レインがちょっと中年すぎるが、映画としてはそこそこにコメディの要素もあり、楽しく観ることができる。
恋人募集のシチュエーションは絵空事のようなことなので、一歩間違えればドタバタ調になってしまうのだが、台詞には浮いたところがないので作品全体は締まっている。
原題は「犬好きであること」であり、適当につけた相手募集の条件。そこでレインもキューザックも他人の犬を借りていく羽目になったりするのも愉快。
気楽に出逢い系サイトに登録したり、初めてのデートでコンドームがないことに気付いて深夜の街を探し回ったり、と、アメリカってこんなんなんだあ、あっけらかんとしているんだあ、と意表もつかれる。
ちなみに、この出逢い系サイトは実在するそうで、この映画のスポンサーにもなっているとのこと。へぇ~。
女性好きのお父さん(あの「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐ですよ)がなかなかの存在感でよい感じであった。
男手一つで娘3人を育てた父親といえばアン・リー監督の「恋人たちの食卓」と一緒だが、その父親の娘への接し方が全く違うのがおもしろい。
同じダイアン・レインの「トスカーナの休日」が気に入った人なら、楽しめます。