2008年 アメリカ 92分
監督:ピーター・バーグ
出演:ウイル・スミス、 シャリーズ・セロン
嫌われ者のスーパー・ヒーロー。 ★★
飲んだくれで、他人の迷惑を顧みない粗暴さで、さまざまな事件を解決するのだが人々には嫌われているスーパー・ヒーローという、面白い設定。
ハンコックは空も飛べるし、怪力はあるいし、不死身である。しかし、どうしても自分勝手。
そんな彼に命を救われたPRマンは、ハンコックの中に善良さを見いだして、イメージアップ作戦を持ちかける。
そんなわけで、中盤までは無理なくコメディタッチを交えての展開でぱっぱといける。
ところが、途中からの急展開が待っていた。
シャ-リーズ・セロンがPRマンの奥さん役だったのだが、どうして彼女がこの役を?と訝しく思っていた。
実は彼女は、という驚愕の事実が明かされてからは、もうストーリーはめちゃくちゃ。
まったく理屈がとおらない設定の連続で、なぜ、そうなるんだ?と、疑問符だらけとなる。
(ネタバレ)
大体が、超人二人の力がどうなったら失われるのかの設定が曖昧なまま。
単純に二人の距離の問題なのか?
それに、あれだけ死にかけていたのがどうして急に息を吹き返したのか?
どれもこれも、全く理屈がとおっていないぞ。
お話のどんでん返しはかなり面白かったので、こけてしまったのが残念。
理屈にはこだわらずに、画面の豪快さだけを楽しめばOKです。