2007年 アメリカ
監督:フランシス・ローレンス
出演:ウィル・スミス
人類がほぼ壊滅した近未来FS。 ★★
地球規模の災害からただひとり生き残ったウィル・スミスは、相棒のシェパードと誰もいない街で生き延びている。そして、この世界では、油断をすると、暗がりで暗躍するゾンビたちが襲ってくるのだ。
世界に一人だけ生き残ったという設定なので、当然ウィル・スミスが一人でずっぱりで物語が作られていく。頑張ってはいるのだろうが、やはり単調感は否めない。
それに、ゾンビが光に弱かったり、世界を救う方法が血清の開発だったりと、あまりにもおきまりの約束事ばかりで、この世界の設定自体にも新鮮みがなかった。
愛犬との友情みたいなものも、いまさらそこで引っ張らなくても、という描き方。
最後のオチは、なんだかなあ、という感じ。あれでは、これまでのことはなんだったのか、という不満ばかりが残ってしまった。
前宣伝などの評判の割には肩すかしで、がっかりした作品でした。