2007年 アメリカ 126分
監督:アントワーン。フークア
出演:マーク・ウォールバーグ、 マイケル・ベーニャ
凄腕スパイナーの復讐もの。 ★★★
元アメリカ海兵隊の凄腕スナイパーが、遊説に出る大統領の暗殺計画を阻止するための協力を求められる。
暗殺者が狙撃をするとすればどの地点を選ぶのか、専門的な分析をして欲しいというわけだ。
狙撃ポイントを割り出し、大統領演説の当日に現場に赴くのだが・・・。
多感な年代を「ゴルゴ13」を読んで育ったために、スナイパーものは好きである。
おまけに、原作となっているスティーブン・ハンターの「極大射程」は、「このミステリーがすごい」で1位になっている。ストーリーがつまらないはずがない。
これは見ておくべき映画でしょう。
結論としては充分に合格点。
どうしても映画はコンパクトにまとめなければならないので、展開は安易に流れているところもある。
前半の遠距離狙撃点を絞っていくところあたりは、プロフェッショナルな仕事といった感じで満足させてくれる。
狙撃の緊張感などもよく捉えられていた。
後半になって、雪山の場面から軍事裁判、そして最後の別荘での場面と、割とお決まりの流れと言ってしまえばそれまでなのだが、単純にアクションものと思えば大丈夫。
あまり深いことは考えずに楽しむ作品。
ご注意:
「シューター 無限射程」というDVDも出ているが、これは全く無関係のダメダメ作品。
間違えて借りないようにしましょう(笑)。