1973年 アメリカ 112分
監督:ジョン・スタージェス
出演:ジョン・ウェイン
J・ウェイン主演の刑事アクション。 ★★☆
相棒が殺害されたはみだし刑事のマック(ジョン・ウェイン)は、友の敵を討つため私立探偵となり、警察内部の不正を暴く。
とにかく太ったおっさんというイメージのジョン・ウェインが、西部劇ではなく、刑事物に挑戦したというもの。監督はジョン・スタージェスで、音楽がエルマー・バーン・スタインとくれば、これはあの「大脱走」のコンビ。
麻薬が絡み一番のワルは実は、と定番のストーリーだが、きっちりと王道のポリス・アクションものとなっていて、悪くない出来。
「フレンチ・コネクション」のような緊張感があって、「ダーティ・ハリー」のように銃撃戦もあって(イングラムとかいう短機関銃のような銃をジョン・ウェインは使っている)、「ブリット」のようなカー・チェイスもある(街中でとか、砂浜の海岸でとか、結構頑張ってジョン・ウェインが運転している)。
ジョン・ウェインは繊細なところが欠如しているように思えてあまり好きな俳優ではないのだが、それでも十分に楽しめる作品になっている。
最後の、元上司と仲直りをする場面のせりふは決まっていた。”そこにバーがあるから一杯やろう。”