2007年 アメリカ 117分
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー、
ペルシャ戦争のテルモピュライの戦いを描く。 ★☆
スパルタ王のレオニダスがわずか300人の軍勢で10万人のペルシャ軍と闘うという、フランク・ミラーのグラフィック・ノベルを原作にしたもの。
セピアっぽい押さえた色調で、わざとノイズを絡めた絵づくり。
実写とCGが組み合わされて、妙に現実感に乏しい。画像も、スローモ-ション、コマ落とし、早送りと小刻みに変化して、戦闘場面を強調する。
首はとぶわ、血は吹き出るわ、死体は山積みになるわ、とグロっぽい絵柄。
R15指定になったのもむべなるかな。
いまひとつ肌に合わないなあ、と思ったのだが、実はあの「シン・シティ」と同じ原作者だった。
道理で、と納得。
「シン・シティ」の気持ち悪さも、どうも私には合わなかった。
この戦闘画面が美しいという評価もあるのだろうが、私には殺戮場面の連続で、ちょっと勘弁して下さいというところだった。