1993年 アメリカ 99分
監督:マイケル・シュローダー
出演:アンジェリーナ・ジョリー
サイボーグと人間の逃避行。 ★★☆
舞台は兵士や売春婦をサイボーグが行っているという近未来。自爆装置を取り付けられた暗殺用サイボーグ(アンジェリーナ・ジョリー)が自律知能を獲得して、組織からの脱走を試みる。
と、こうストーリーを追えば、ありふれたB級映画そのもの。
そして、そのとおり。おいおい。
追跡からの逃避、マーシャルアーツ的な格闘、銃撃戦など、アクションも適当にあるが、わざわざそれを見るほどのものではない。
この映画の価値はただひとつ、アンジェリーナ・ジョリーのデビュー作であるということ。
当時18歳のアンジーは初々しさを残しながらも、やはりただ者ではないくっきりとした美しさをはなっている。
これが、のちの「トゥムレイダー」や「ウォンテッド」の彼女につながっていくわけ。
言い換えれば、それを見るための映画。
もちろん、アンジー・ファンは必見の映画ですが、アンジー・ファン以外が満足できるかどうかは、微妙かな。