あきりんの映画生活

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「奥さまは魔女」 (2005年)

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2005年 アメリカ 103分
監督:ノーラ・エフロン
出演:ニコール・キッドマン、 ウィル・フェレル
    シャーリー・マクレーン、 マイケル・ケイン

TV局を舞台にした罪のないコメディ。 ★★☆

私も中学生のころに(今から何年前になるのだろう?)熱心にTVで「奥さまを魔女」を観ていた。
あのころのアメリカ・ドラマは本当に面白かったなあ。
それはさておき。

かっての人気TVドラマ「奥さまは魔女」のリメイク版というふれこみだが、正確にはリメイクではなく、あれを元ネタにしてひねっている。

奥さまは魔女」というリメイク番組を作ろうとしてTV局がスカウトしたイザベルは、本当に魔女だった、というところから始まるコメディ。
オーディションの場面で、魔女の生活についてのイメージを訊ねられて、イザベルがアドリブで答える場面。
イザベルはまじめに自分の普段の日常生活を答えるのだが、彼女が魔女とは知らないスタッフには、素晴らしい機転に富んだ答えだと大受けする。
単純に面白い。

普通の人間に憧れながらも、しょちゅう魔法を使ってしまうニコール・キッドマンが面白い。
彼女が可愛くて、ぶりっ子になっているという評もあるようだが、私は満足。
かっての魔女サマンサを演じていたモンゴメリーに、そういえば似ている雰囲気があった。

それにひきかえ、ダーリン役のウィ・フェレルのひどいこと。
とても魔女が一目惚れする相手には思えない(笑)。

TV番組を作っている舞台裏のようなところも見せて、興味深い。
しかし、この作品はかってのTV番組「奥さまは魔女」を知らないとパロディ部分の面白さがわからないだろう。
逆にあの番組が好きだった人はこの映画の扱いに、あれっ?と不満に思う部分も多いと思う。
だから、こういう過去ネタに依存する作品てのは、よっぽど上手く作らないとコケる。

ところで、シャーリー・マクレーンが扮していたお母さん役の人は、本当は魔女だった?

この映画、正しくは「奥さまは魔女」ではなくて、「魔女が奥さまになるまで」です。
私はたわいなく楽しめた作品ですが、なんとラジー賞を取っているらしい。ありゃあ(苦笑)。