あきりんの映画生活

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「アラジン」 (2019年)

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2019年 アメリカ 128分
監督:ガイ・リッチー
出演:メナ・マスード、 ナオミ・スコット、 ウィル・スミス

ミュージカ・ファンタジー。 ★★★

 

ミュージカルは苦手なのだが、あまりにも評判がよかったアニメの実写版ということで鑑賞。(アニメ版は未見)
もちろんこの実写版の評価も高いようだ。

 

砂漠の王国アグラバーで、貧しいが楽しく暮らしていたアラジン(メナ・マスード)。
相棒は猿のアブー。
そんなアラジンは市場で泥棒の疑いを掛けられた若い女性を助ける。
なんと彼女はお忍びで市場に来ていた王女ジャスミン(ナオミ・スコット)だったのだ。

 

もちろん二人は恋に落ちる。けれども身分違いの二人なのだ。
王女の結婚相手は、やはり王子でないといけないのだ。
身分違いの若者の恋、そして権力を嵩にきて王女と結婚して王国を乗っ取ろうと企む悪大臣が登場する。
うむ、役者は揃った。

 

で、そこに登場してくるのが魔法のランプから青い巨人のジーニー(ウィル・スミス)。
それに意志を持っているかのように飛びまわってアラジンを助けてくれる空飛ぶ絨毯(名前はない?)

 

アラブの街は喧噪に満ちていて楽しいし、流れる楽曲も好いものが多かった。
それにウィル・スミスがなんとも好かった。
不思議な力を持っているのだが、その一方でランプに閉じこめられていて、ご主人様の3つの願いを聞き届けなくてはならない。
そんな青い巨人を、お人好しのユーモアの持ち主でありながら、自由を奪われているという不幸も背負った者として、上手く演じていた。

 

物語は(もちろん、おとぎ話だから)正義が勝って、悪が滅びる。
それも、おお、ジーニーもそうなったかと、思わず頬がゆるむ結末へと続いていた。

 

エンドクレジットの時に、なんと、群舞の場面がおまけに付いていた。
それまでの出演者がみんな出てきて、ちょっとコミカルな軽快な踊りを見せてくれる。
そう、これはインド映画の乗りだぁ! 嬉しくなるよなあ。

 

甘~い映画だった。
どれぐらい甘いかというと、メープル・シロップをふんだんにかけたパンケーキにカスタード・クリームを乗せたぐらい。
家族で安心して楽しめる作品になっているところは、さすがにディズニーでした。