2019年 アメリカ 113分
監督:エリザベス・バンクス
出演:クリステン・スチュワート、 ナオミ・スコット、 エラ・バリンスカ
チャリ・エン新シリーズ。 ★★★
TVドラマでヒットした「チャーリーズ・エンジェル」は、かって映画も2本作られた。
その時の3人は、キャメロン・ディアズ、ルーシー・リュー、それにドリュー・バリモアだった。
お洒落なガールズ・アクションで好いシリーズだった。
さて、今回はどうかな?
まずは出だしのリオ・デ・ジャネイロでのアクション場面。
ハニー・トラップをしかけたサビーナ(クリステン・スチュワート)が嫌味な実業家を殺害。
それに気づいた護衛たちがサビーナを撃ち殺そうとしたときに、ジェーン(エラ・バリンスカ)が乱入してサビーナを助ける。
「ミッション・インポッシブル」かよ、というような流れで、掴みはOK!
今回のチャリ・エンに出演の3人、「スノー・ホワイト」のクリステン・スチュワート以外は知らないなあと思っていた。
でもナナオミ・スコットはあれ、どこかで観たことがあるぞ、ああ、そうか、「アラジン」のヒロインだった。
この人は可愛いのだけれども、どことなくぽわ~んとしている。
ああ、びっくりしたぁ、というような緊張感のない雰囲気がある。そこが魅力なのだろうな。
もう一人のエラ・バリンスカはオーディションで選ばれたとか。
モデル出身ということで、高身長。足が長~い! これからの注目株ではないだろうか。
さて今回のお話。舞台はハンブルグ。
新型エネルギーを開発したエレーナ(ナオミ・スコット)は、それが武器に転用されそうになっていることを知る。
そこでチャーリーズ・エンジェル2人(!)の助けを借りて、なんとかそのエネルギーを悪の手から護ろうとする。
舞台も007並にロンドン、イスタンブールと動いて、楽しませてくれる。
今回の監督はエリザベス・バンクス。彼女は制作、脚本も担当して、おまけにボスレー役で出演もしている。
う~む、美人で才人なのだね。
カーチェイスもあるし、身体を張った格闘場面もある。
それに美女3人なので、華麗にドレスを着こなしてパーティ会場に乗り込むという場面もちゃんとある。
ところでチャリーズ・エンジェルといえば美女3人組がお約束。
あれ、2人しかいない、あとの一人はどこにいるんだ?と思っていたら、なんだ、そういうことだったのか。
この3人で続編を作るつもりなのだな。OK、チャーリー!
かってのキャメロン・ディアズほどのお馬鹿な設定はなくなっていた。
時代が変わって今風になったということなのだろう。
でも気楽に美女アクションを楽しむという基本コンセプトは充分に受けつがれていて、楽しめた。