あきりんの映画生活

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「影なき男」 (1987年) なあに、日常茶飯事さ

1987年 アメリカ 110分 
監督:ロジャー・スポスティウッド
出演:シドニー・ポワチエ、 トム・ベレンジャー

山岳サスペンス。 ★★☆

 

宝石店強盗犯とFBI捜査官の追跡劇。
強盗犯が国境を越えるための山越えをおこなおうとしたので、FBI捜査官もそれを追って山に入るというあらすじ。
ということで、映画の大半が山岳を舞台にしている。山好きな人にはたまらない設定である。

 

容赦なく人質を殺して逃亡している強盗犯スティーブ。
彼は道路が封鎖されていることを知り、カナダへの国境を越えようとしてガイドに引率された釣り客ツワーに紛れこむ。

 

追うFBI捜査官スタンティン(シドニー・ポアチエ)も、ガイドのノックス(トム・ベレンジャー)とともに山へ入る。
釣りツワーをガイドしているサラはノックスの恋人だったのだ。
早く追いついてサラを危険から助けなくては・・・。

 

しかしスティーブが紛れ込んだ釣りツワーだが、日本で考えるような生半可なものではない。
寝袋を担いで自炊をしながら山を越えて目的地をめざすというもの。
たかが釣りにここまでのことをする?(釣りファンの方には当たり前のことなのか?)

 

山歩きはすごいよ。
手動式の一人乗りトロッコで深い渓谷を越える場面は特にすごかった。
頼りなげなロープに取り付けられたトロッコなんて、いつ壊れて落ちるか判らないじゃないか。釣り好きな人の中には高所恐怖症の人もいるだろうに。
ここまで来て、止~めたという人はいないのだろうか?

 

2日遅れでスティーブたちを追うスタンティンとノックス。
サラの身を案じて近回りをしようと断崖をよじ上ったりする。
大雪で凍死しそうになったりもする。スタンティンが尋ねる、山ではこんな危険なことが起きるのか? ノックスが答える、日常茶飯事さ。

 

犯人を捕まえるためにノックスの協力がどうしても必要なスタンティンと、サラが心配で早く助けたいのでスタンティンが邪魔でもあるノックス。
仕事一筋の黒人捜査官と人嫌いで無愛想な白人ガイド。
始めはぎくしゃくしていた二人は、一緒に山をすすむうちに次第に打ち解けていく。
男の友情みたいなものも感じさせてこれは気持ちよく観ることが出来た。

 

一方のスティーブは途中で正体を現わし、他の釣り客を次々と岩壁から突き落として殺してしまう。
そして、サラを脅して国境を越える。

 

山を下りてからは街中や公園での追跡劇となる。
最後はサラを人質にしたスティーブとスタンティンのフェリーの上で対決となる。
このあたりまで来ると、他の追跡アクション映画と似たような展開となっていた。
少し残念。

 

サラの無事を確認したノックスがスタンティンに尋ねる、お前の仕事はいつもこんなに危険なのか? スタンティンが答える、なあに日常茶飯事さ。