あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「インデペンデンス・デイ2024」 (2023年) なぜ、主人公だけはあんなに襲われても死なないんだ?

2023年 88分 アメリカ 
監督:エイドリアン・アビラ

地球外生命体との闘い。 ★☆

 

惑星探査機が持ち帰った資料の中に生命体がいた、というのが発端。
この生命体、はじめは顕微鏡でやっと見えるぐらいの大きさだったのに、有機物を栄養にして異常なほどの速さで成長する。
科学者の一人が資料の入ったガラス容器を割ってしまい、指の先の傷からの血液を栄養にして、ああ、どんどん大きくなるぞ。

 

インデペンデンス・デイ」といえば1996年にローランド・エメリッヒ監督が大ヒットさせた作品。
続編は20年後の2016年に同じエメリッヒ監督が撮っているが、こちらはそれほどの評判作にはならなかったようだ。

 

それにもかかわらず、邦題で”インデペンデンス・デイ”と付ける映画がやたらにある。
難しいことを考えずに映画を楽しみたいなあ、というときに、つい手にしてしまう。ダメよ、ダメダメ、なのだけれどね。

 

この映画もタイトルといい、ポスター写真といい、まったくの詐欺!
アメリカの独立記念日なんて言及されていないし、宇宙船も最後の方にちらっと映るだけ。
もうB級映画を通り越してC級映画といったところ。

 

エイリアンは人間を殺してはその身体を食べてどんどんと増える。
本体は微少な粒子のようなのだが、それが寄り集まって、何故か蜘蛛のような形をとって襲ってくる。
狭いすき間は粒子状になって通り抜けてくるぞ。
どうやって倒せばいいのだ?

 

戦い方がメチャクチャ。
エイリアンは通常火器では倒せなくて、電磁波のようなもので勢いをそぐことができるようだ。
そこで電磁波銃なるもので対抗するのだが、その電圧も関係しているよう。
おまけに訳の分からない説明があって、何故か簡単に無重力状態を作れるようなのだ。そしてそこにエイリアンを閉じこめようとする。
なんだ、これ?

 

荒唐無稽で楽しくなりそうなところなのだが、眠くなる。残念。
主人公たちは必死なようなのだが、その緊張感は伝わらず。残念。
最後の方に少しだけ空中戦があるのだが、大部分は閉鎖された研究所の建物の内部だけが舞台。
絵柄も変化せず。残念。
元夫婦だという科学者の主人公たちも華はない。残念。

 

ということで、パッケージに騙されないように、警告の意味で感想をアップした。
ずぇったいにこんなものを観ようと思ってはいけまっせん!