
2025年 118分 アメリカ
監督:ジュリアス・オナー
出演:アンソニー・マッキー、 ハリソン・フォード
シリーズ第4作。 ★★☆
マーベル作品も「アベンジャーズ エンドゲーム」が終わってからは観ていなかった。
マーベルももういいかな、という気分があった。キャプテン・アメリカもあそこで交代していたしな。
しかし2代目にそれまでのファルコン(アンソニー・マッキー)がなっての新作。どんなだろうか、ということで、久しぶりに観てみた。
キャプテン・アメリカといえば、その象徴はビブラニウムで作られたあの盾。
その盾をスティーブ・ロジャースから託されたサム(前ファルコン)はもちろんあの羽根も背負っているから、2代目キャプテン・アメリカは自由に空も飛べるのだ。
そして2代目ファルコンとして、少しお調子者のホアキンが登場する。
アメリカ大統領ロス(ハリソン・フォード)が開く国際会議でテロ事件が発生する。
それをきっかけに各国の対立がどんどん進み、世界大戦の危機まで出てくる。
これは大変だ。なんとかしなければ。
ということで事態を収めようと頑張るサム。
並外れた強さはあるサムだが血清は打っていない。
なので生身の弱さという弱点がある。無双ではないわけだ。そこに2代目キャプテン・アメリカとしての重圧も感じている。
そしてそんな彼を助けるホアキン。
若いホアキンはまだ無謀なところもあるのだが、憎めないキャラとなっている。
真面目人間のサムとは好いコンビなのではないかな。
物語は単純明快。アベンジャーズの時は物語がつながっていたこともあって、状況の把握に混乱することもあったのだが、本作ではそんな心配はなし。
ただ、ハルクについては予備知識があった方がいいだろう(この映画を観る人はみんなはルクのこと走っていると思うけれど)。
本作に登場してくる日本の総理大臣はアメリカと堂々と渡りあっている!
アメリカがもとめてくる協力要請に条件をつけたり、突っぱねたりもする。
おお、この映画の日本はすごいじゃないか。総理大臣もすごいじゃないか。
ほとんどの人が、現実でもこれぐらいやってくれよ、と思ったのではないだろうか。
さて、サムの前に立ちふさがる意外な敵が巨大なレッドハルク。
なんとそれはロスが変身した姿だったのだ。
このレッドハルクは強いよ。どんな武器を持ってきてもはねのけてしまう。こんな敵を倒すことなんて出来そうにもないぞ。
かつてのブラックウィドウのように彼をなだめてくれる人もいないしね。
どうなるのだ?
ちょっと騙されたような、ごまかされたような事態でレッドハルクは温和しくなっていく。
よかった、よかった。
さて、このあと、本当に新アベンジャーズが結成されるのだろうか?