
1996年 101分 アメリカ
監督:ジョン・シュレシンジャー
出演:サリー・フィールド、 キーファー・サザーランド、 エド・ハリス
復讐サスペンス。 ★★☆
優しい夫(エド・ハリス)、2人の娘と幸せな生活をしていたカレン(サリー・フィールド)。
しかしそんな彼女の生活は、17歳の長女を不法侵入者(キーファー・サザーランド)に殺されたことにより崩れてしまう。
ただでさえ悲嘆にくれるカレンだが、その犯人が法の盲点をついて無罪放免となってしまった。
えっ、娘が殺されているのに、どうしてよ?
無罪が言い渡されて裁判所から退出していく犯人は、すれ違いざまにカレンに「悪かったな」と薄ら笑いを浮かべながらささやいていく。思わず犯人につかみかかろうとするエド・ハリス。
なんという憎たらしい奴なんだ。
キーファー・サザーランドがヤバいクズ男を怪演している。
この憎たらしさが映画を引き締めている。
そうか、あのドラマ「24」で熱血正義漢になる前はこんなにやさぐれていたんだね。
ふたたびレイプ殺人をしたのに、またもや証拠不十分で釈放される犯人。
あいつをこのまま野放しにしておくことはできないわ。
カレンは犯人の尾行を始め、家を突き止め、悪事を暴こうとする。
しかしその尾行を犯人に気づかれてしまう。
すると犯人は、言葉巧みに学校の校庭で遊んでる次女に接触し仲良くなってしまう。
そしてカレンに脅しの忠告をするのだ、「尾行するのはやめてくれよ。 幼女には興味ないんだが、 この子はかわいいな」
おお、なんというクズ男だ。憎たらしいことこの上ないぞ。
警察も裁判所もあてにならないわ。もうこうなったら自分で決着をつけてやるわ。
カレンは格闘技の道場に通い、銃の教習所(アメリカにはこんな所もあるんだ!)で訓練を受ける。
そして銃も手に入れる…。
こうして復讐心に燃える平凡だったはずの女性が、着々と準備していく。
この映画は実にサリー・フィールドの迫真の演技で見せてくれる。
知らなかったのだが、サリー・フィールドはアカデミー主演女優賞を2回も獲っていた。
なるほど、さすがの存在感ありまくりの演技のはずだ。
カレンが復讐しようとしているのではないかと気づいたFBI捜査官は「どんな理由があっても正当防衛がない限り報復殺人は罪よ。もしそれをしたらあなたは一生塀の中で暮らすことになるわよ。」と説得する。
確かにその通り。
じゃあ、どうすればいいの?
カレンは不在の犯人の部屋に忍び込み、めちゃくちゃに荒らす。
そして自分の仕業だと判るように、尾行のときにいつもかぶっていた野球帽をわざと置いてくる。
それを見つけた犯人は・・・。
さあ、どうなる?
カレンは復讐を遂げることができたのか? カレンは罪に問われずにすんだのか?
復讐ものとしては王道の感じですが、ジョン・シュレシンジャー監督だけあって手堅くまとまっている作品でした。