あきりんの映画生活

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「エンジェルウォーズ」 (2011年) おいおい、こんなエンディングかよ・・・

2011年 110分 アメリカ 
監督:ザック・スナイダー
出演:エミリー・ブラウニング

女子アクション・バトル。 ★★

 

ザック・スナイダー監督である。彼の荒唐無稽なアクションものである。
ポスターは魅力的な衣装に身を包んだ美少女で埋められている。
「300」は男臭いアクションだったが、さあ、今回はどんなんだ?

 

ヒロインは横暴な継父によって精神病棟に閉じ込められた少女、ベイビードール(エミリー・ブラウニング)。
そこは狂気と権力によって支配されている精神病棟。
ベイビードールは数日後には金持ちのセックスの相手として差し出される運命だったのだ。
それまでにここから逃げ出さなくては・・・。

 

彼女は4人の仲間と一緒に脱出計画を立てるのだが、そのためには5つのアイテムを入手する必要があった。
地図や、火、ナイフ、鍵といったアイテムは、なんとバーチャル世界での戦いで入手するのだ。
まるでPRGのようなぶっとんだ設定である。ゲーム感覚で展開する映画(最後を除いては・・・)。

 

バーチャル世界では、セーラー服姿のベイビードールが日本刀を持って立ち回ったり、片方の手では拳銃をぶっ放す。
和風寺院では巨大なサムライと戦い、第一次大戦風のレトロな兵器ではドイツ兵のようなゾンビと戦う。
ドラゴンも登場するし、特急列車で未来都市を目指したりもする。
ザック・スナイダーの妄想をそのまんま映像化した?

 

戦闘服に身を包んで戦う少女たちはひとつずつアイテムを手に入れていく。
まったくのゲーム感満載な展開で、臆面もなくCG感を出して描いた世界の映像はまさにザック・スナイダー作品という感じ。
なにしろこの監督の信念は、映画はヴィジュアルである!ということなので、いい意味で好き勝手やってるわけだ。波長の合う人にはたまらないだろう。

 

物語としても、現実の世界と妄想の世界を巧みに組み合わせていて面白い。
色調も妙にレトロっぽい雰囲気を出している。これは悪くなかった。
なんとも悪かったのは、・・・エンディング。
そんなあ・・・。

 

(以下、ネタバレ)

 

誰だってこのあとの展開としては、ベイビードールが精神病院から無事に脱出して、あの憎たらしい継父にリベンジする、というもの。
誰だってそれを期待してみているだろう。
ところが、ところが、である。

 

これではまるで「かっこうの巣の上で」のジャック・ニコルソンではないか。
まさかベービードールがロボトミー手術を施されてしまうなんて・・・。
妹を助けられなかったベイビードールは、家族もいない自分が犠牲になることで仲間にあとの幸福を託したのだろうか。
そんなあ・・・。