あきりんの映画生活

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「四月になれば彼女は」 (2024年) 愛を終わらせない方法とは?

2024年 108分 日本 
監督:山田智和
出演:佐藤健、 長澤まさみ、 森七菜

ラブストーリー。 ★★

 

原作は川村元気の同名小説(未読)。
基本的には甘~いラブストーリーである。

 

精神科医の藤代(佐藤健)のもとに、かつての恋人である春(森七菜)から旅先で書いた手紙が届く。
それはボリビアのウユニ塩湖や、プラハアイスランドなどからで、かって2人が行ってみたいと思っていた場所からだった。
春は、どうして今ごろになって世界各地から手紙を送ってくる?

 

今の藤代は現在の恋人である弥生(長澤まさみ)との結婚準備を進めていた。
しかし、ある日弥生は姿を消してしまう。
弥生は、どうして藤代の前から姿を消した?

 

一人の男性を挟んで、過去と今の恋人が交差する。
春と弥生には、藤代と一緒にはなれないそれぞれの理由があったのだが、この心情がなかなかに理解しにくい。
というか、共感しにくい。
(”春”と”弥生”って、名前の付け方が安易な気もするが、わざと狙っていて、これでいいのだろうなあ)

 

春は、簡単に言ってしまえば、家庭や父親の問題から藤代と別れる。
しかし娘溺愛の父親が、あとになってあんな状態の娘の海外一人旅を容認するのか?
それに春も、10年も経った今になってわざわざ旅先から写真を送ってこなくてもよいのに・・・。
それ、今の相手の事を配慮していないよな。新しい恋人がいるかもしれないし、既婚者になっているかもしれない。
自己中心的じゃね?

 

弥生もよく分からない。幸せな今だからこそ恋人の前から姿を消す?
頭では解るのだが、気持ちとして観ている者を納得させるだけの絵柄は不足していた。

 

肝心要の藤代も優柔不断。
去って行く恋人を追いかけることもできず、今の恋人ともどこか冷めた感じのつきあい方に思えてしまった。
(本人が精神科医なので自己分析をしすぎるのだろうか?)

 

観ている間は3人の行動にもやもやしっぱなし。
好かったのは、春が最後に撮ったフィルムを現像した藤代がある写真を見て驚く場面。
ここは、おお!と思った。この物語のキモはここだったのだろうな。

 

(以下、ネタバレのツッコミ)

 

恋人が不治の病に罹っていたという難病ものは悲しいラブストーリーの定番にもなっているが、それは置いておこう。
判らなかったのは、弥生がなぜホスピスにいる春の元へ行ったのか、ということ。
それが必然に思える描写はなかったように思うのだが・・・。

 

再会した藤代と弥生は、あのあとどうなった?
二人の関係が上手くいくようになった要素は何処にもないように思えるのだが・・・。
ああ、最後までもやもやしっぱなしだった。