あきりんの映画生活

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「トロン アレス」 (2025年) これが今のトロン映像だっ

2025年 119分 アメリカ 
監督:ヨアヒム・ローニング
出演:ジャレッド・レト

「トロン」シリーズ3作目。 ★★

 

「トロン」第1作は1982年に公開された。およそ45年前のことである。
長編映画として世界で初めて本格的にCGを導入したということで話題になったものだった。
たしかに碁盤目のようなプログラム世界を流線型バイクで走りぬけるという映像は、ああ、これが未来世界かと思わせるものだった。

 

その28年後の2010年には続編の「トロン:レガシー」が公開された(未見)。
そして今作はさらにその15年後に作られたことになる第3作である。
さて、今更何を見せようというのだろうか?

 

第1作では、天才プログラマーがデジタル世界に送り込まれ、命がけのゲームに挑戦したのだった。
今作ではそれが逆になり、デジタル世界から現実世界へ実体化したAIプログラムがやって来る。
プログラムが現実世界にやって来るって、どういうことよ?

 

ディリンジャーは仮想世界・グリッドのプログラムを実体化する技術を開発した。
すごいね。「マトリックス」も真っ青になってしまう新技術だぞ。
彼は、このプログラムで作ったAI兵士を現実世界で用いれば無敵ですよ、と売り込みを企む。
しかしこのAI兵士が実体化でいられるのは29分だけという致命的な欠点があったのだ。

 

そのAI兵士がアレス(ジャレッド・レトー)。
彼の本質は当然プログラムだけれども、なんと知性も持っているようなのだ。
そしてなんとかして自分が現実世界で29分以上生存することができる手段を求め始める。
もちろん開発者のディリンジャーもその技術をほしがる。

 

ということで、グリッドの生みの親であるフリン(第1作で活躍したのだよ)の残したデジタルの実体化に必要な「永続コード」の争奪戦が始まる。
アレスや別のAI兵士であるアテナが市街地でバイクチェイスをおこなったりする。

 

物語の展開として懐かしいパソコン世界が描かれたりもする。
若い人は知らないであろうフロッピーディスクも登場する。
(当時としては驚異的な容量を誇る記憶媒体だった。なにしろその前はカセットテープに音で記録していたこともあったのだから。嘘みたいな話だが、本当。)
コンピューター画面には昔のBASICのようなインタプリタ言語が映されたりもする。懐かしいなあ。

 

というようなことなのだが、正直なところ、もはや目新しいものには乏しい映画だった。
懐かしいバイクの疾走場面に、ああ、こうだったなと昔を偲ぶだけの映画だった。