
2025年 120分 ロシア
監督:アレクサンドロ・コット
ロシア製の原潜もの。 ★★
まったく知らなかった作品だが、潜水艦ものとあって鑑賞することに。
果たして、”潜水艦ものに外れなし”のジンクスは守られるか?
時代は東西冷戦の1962年。米ソは軍拡競争をくり広げていた。
ソ連は、アメリカの原子力潜水艦が北極点に到達したことに脅威を感じていた。
北極を支配しなければ我が国が危ない。我が国の原潜も北極点に到達させろ。一刻も早くだ!
こうしてソ連初の原子力潜水艦K-3にその指令が与えられる。
しかしK-3はまだテスト中の艦だったのだ。大丈夫なのか?
肝心のソナー機能も万全ではない。これで北極点の方向を確かめられるのか?
当然のことながら、北極海にはアメリカ原潜もいるわけだ。
まかり間違えば世界大戦が起きてしまうぞ。
(一説には、原潜を破壊すると放射能汚染が起きてしまうので、原潜を攻撃することは出来ない、という理屈があるとか。本当?)
そしてなんということだ、北極海でアメリカ原潜との接触事故が起きてしまう。
艦底の一部が破損。浸水が始まる。しかしそこは原子炉のそばなのだ。放射能被曝の危険が高いぞ。
私が行きます。それは原子炉の技術顧問として同乗していた女性科学者。
君にそんな危険なことはさせられないよ。いえ、あそこの操作を知っているのは私だけです。
原潜ものでは時折りみる状況でである。
果たして彼女は艦を救えるのか、そして彼女は無事に生還できるのか。
こうした我が身を犠牲にしてでも艦を助けようとする行為にはいつも気持ちを揺さぶられる。
さらに浮上して酸素を補給しなくてはならない状況となる。
艦長!頭上の氷は厚くて艦橋の打撃では割れません、仰角に魚雷を撃って氷を割る必要があります。
しかし、魚雷発射管を開けばアメリカ原潜に攻撃の意図と捉えられてしまう危険がある。
どうする?
さらに、ソナー機能が不充分だったために艦は次第に北極点からずれる方角へ進んでしまう。
氷上で艦をモニターしていた科学者たちは、決死の爆発を氷上で起こして艦に位置のずれを伝えようとする。
艦のソナー員はその知らせを正しく理解することが出来るのか?
潜水艦の戦闘場面はまったくなし。
それでも次から次へと問題が起こる展開で、映画は面白く観ることができた。
爆発を起こした科学者たちの乗ってきた飛行機も爆発してしまい、帰れなくなった彼らは潜水艦が来てくれることを信じて北極点まで歩こうとしたりもするのだ。
で、北極点に到達できたのかって? そりゃあね。
アメリカの哨戒機がやってきて証拠写真をワシントンへ送れるようにと、わざと北極点に長時間居座ってみたりもするのだよ。
充分に平均点はクリアしている作品でした。