
2015年 99分 アメリカ
監督:イーライ・ロス
出演:キアヌ・リーブス、 アナ・デ・アルマス、 ロレンツァ・イッツォ
サイコ・サスペンス。 ★★
愛妻と子供たちは週末の旅行に。エヴァン(キアヌ・リーブス)は仕事のために1人留守番をすることとなった。
激しい雨が降り始めたその夜、ノックの音に玄関のドアを開けると、そこにはびしょ濡れになった2人の若くきれいな女性(ロレンツァ・イッツォ、アナ・デ・アルマス)が立っていた。
道に迷ってしまったんですぅ。
こんな状況になったら・・・、(変な下心などなしに)家に入れてしまうだろうなあ。
エヴァンは親切なおじさんなのだよ。
濡れた服を乾かすといい、バスローブを持ってきてあげよう。
繰り返しになるが、変な下心なんてないのだよ。女性たちがそれとなくボディタッチをしてきても、エヴァンはその手から逃げているのだよ。
しかし、ねえ、男たるもの、美女の誘惑には弱いんだよな。
だって、浴室で彼女たちはあられもない姿で無邪気に誘ってくるのだよ。
天真爛漫な彼女たちに下心があるなんて、(善良な)おじさまは疑いもしないのだよ。
キアヌ・リーブスとアナ・デ・アルマスの共演といえば「バレリーナ」があったばかりだった。
そうか、10年前にはこんな映画で共演していたのか。
アナ・デ・アルマスの大胆な姿態を観ることができるなんて(!)、今となっては考えられないぞ。
もう一人の美女役のロレンツァ・イッツォはイーライ・ロス監督の奥さんとのこと。へえ~。
エヴァンが奥さんへの罪悪感を抱えつつも楽しんだ一夜が明ける。
翌朝、二人はもう帰ったのかな、と思ったら、・・・あれ、まだいた。
しかも二人の態度が急変。家の中で傍若無人な振る舞い、やり放題。
台所も居間も仕事場も、もう、しっちゃかめっちゃか。妻や娘の服を勝手に着たあげくに、なんと、昨夜の事をネタに脅してくる。
私たち未だ15歳なんだ。未成年との淫行は懲役20年よ。・・・えっ。
そこからは、エヴァンにとっては誘惑に負けた一夜のお楽しみからはじまる悪夢の連続…。
いきなり殴られて気を失ったすきに縛り上げられて・・・。
何なんだ、こいつら!?
キアヌ・リーブスも、ネオのように身をくねらせて逃れることもできず、ジョン・ウィックのように反撃することもできず。
ただただ情けない善良おじさまのキアヌ。トホホ。
何でもするから、命だけは助けてくれ・・・。
彼女たちの目的が何だったのかがはっきりしないところは、大いに不満は残る。
しかし、一時の気の迷いから奈落の底へと突き落とされる不気味さはよく出ていた。
見知らぬ人を安易に家の中に入れてはいけないのだよ。たとえ、それがアナ・デ・アルマスのような魅力的な女性でも、だ。
(最後のオチ)
ことの顛末が終わった頃に、そんなことが起きていたとは思いもしない妻と子供たちが旅行から帰ってくる。
ドアを開ければ、当然家の中はめちゃくちゃになっている。それを見た息子が一言、パパもずいぶん楽しんだね。