
2026年 128分 日本
監督:福田雄一
出演:目黒蓮、 高橋文哉、 上戸彩
コミカルなアクションもの。 ★☆
原作は鈴木祐斗のコミックとのこと(未読)。
引退した元・伝説の殺し屋が愛する家族のために再び立ちあがる、という内容だとの情報を得ていた。
すると、これは「ファブル」みたいな感じか? よし、観てみよう。
史上最強の殺し屋と恐れられた坂本太郎(目黒蓮)だったが、コンビニで出会った葵(上戸彩)に一目ぼれして、あっさりと引退する。
娘も生まれ、今は激太りの市井の生活。幸せだなあ。
そんな彼には10億円の懸賞金がかけられ、刺客が襲ってくる毎日となる。
コミック原作なので、そのお馬鹿さ加減は半端ではない。
激太りした坂本のビジュアルは、これ、本当に目黒蓮か?といったもの。
身体は肉襦袢的で、顔はCG細工が丸わかりといった出来。まったく不自然な出来映えとなっているのだが、それも本作の狙いなのだろう。
太った坂本は次々に襲ってくる殺し屋と戦うわけだが、太っていてもその強さはすごいのだよ(しかも、少し運動すると、たちまちスリムな格好いい目黒蓮に早変わりする)。
しかし、頭の上がらない奥さんからは、人殺しは絶対に駄目よ、ときつく言われている。
はい、わかりました・・・。
殺し屋を倒すのに殺すわけにはいかない、この縛りが、お約束とはいえ、上手く効いている。
さらに物語を面白くしていたのが、味方になってくれるエスパーのシン(高橋文哉)。
彼は他人の思考が読み取れてしまうのだ。これはすごいよ。
敵がどうやって襲おうとしているかわかってしまうのだ。好いねえ。
坂本商店で働いている女性従業員も、実は強かった。
マフィアの娘との設定で、拳法の達人。酔拳も見せてくれるよ。
といった具合で、どこにも肩の力の入りようがない映画。
個人的にはギャグ部分にもそれほど突き刺さるものはなかった。
ただし、皆さんアクションは大変に頑張っていました。
福田監督作ということで、ある程度の覚悟(?)をして鑑賞するのがいいのだろうな。