
2026年 119分 アメリカ
監督:デビッド・フランケル
出演:メリル・ストリープ、 アン・ハサウェイ、 エミリー・ブラント、 スタンリー・トゥッチ
20年後の続編。 ★★☆
「プラダを着た悪魔」は、お洒落世界を舞台にした人情コメディだった。
同じメンバーの勢揃いで続編が作られた。これは観なくては。
それにしても、前作からなんと20年が経っていたんだ。そりゃみんな歳を取るはずだ。
しかし、これだけの年月が経っても主要登場人物の4人が相変わらず第一線で活躍しているということもすごいものだ。
かつてニューヨークの一流ファッション誌「ランウェイ」で働いていたアンドレア(アン・ハサウェイ)は、今は報道記者になっていた。
その「ランウェイ」が存続の危機にあると知ったアンドレアは、同誌の特集エディターとして舞い戻る。
そこにはカリスマ編集長として、ファッション業界の頂点に君臨するミランダ(メリル・ストリープ)がいた。
タイトルにもなっているぐらいだから、ミランダの衣装はすべてプラダなのだろう。
しかし、そんなものに興味がない者には、どれがプラダやらシャネルやらグッチやら、なにもわからない。
そういったものに詳しい人には、映画ももっと楽しむことができるのだろうな。
これだけの時が流れれば人も変わる。かつてはパワハラの権化だったミランダもいささかおとなしくなっていた。
脱いだコートを放り投げて部下にハンガーに掛けさせていたのに、今は自分で掛けていた。
これにはアンドレアもびっくり。変わったのねえ。
会議での発言も、アシスタントに問題発言にならないかどうかを確認していた。変わったのねえ。
さて。
アンドレアは、あいかわらずミランダに軽くあしらわれながらも、「ランウェイ」誌の立ち直りに奮闘していく。
ミランダの部下の一人がナイジェル(スタンリー・トゥッチ)。
前作でもそうだったが、彼が大変に好い味を出していた。さりげなくアンドレアを励まし、サポートしてくれる。
前作では仕事に戸惑うアンドレアに、「君は努力していない。自分は努力していると愚痴っているだけだ。」と金言を吐く。
これは、会社組織で働く者なら誰でもドキッとするのではないだろうか。
そしてかっての同僚のエミリー(エミリー・ブラント)は、今はラグジュアリーブランドの幹部になっていた。
抜け目なく立ち回る彼女だが、アンドレアへの対抗意識をあらわにして頑張るところが健気でもあった。
彼女、根が正直者なのだよね。
後半のクライマックスはイタリアのミラノでおこなわれるファッションショーの場面。
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も登場するし、なんとレディ・ガガ様が本人役で出演している。
その歌唱場面はさすがに華がある。
華麗なファッションと相まって、ほとんど興味がない者にも豪華だなあと思わせる。
売却倒産の危機も回避できて、「ランウェイ」も無事に存続が決まる。
めでたしめでたしと終わっていく。
(そのキー・パーソン役のルーシー・リューが割と地味な扱いだったな)
正直なところ、前作ほどの突き抜けた出来にはなっていなかった。
しかし、これだけの俳優陣なので、もちろん並以上にはなっています。
”以上!”