2004年 アメリカ 98分
監督:ブレット・ラロナー
出演:ビアース・ブロスナン、 サルマ・ハエック、 ドン・チーゲル
ダンディな宝石泥棒もの。 ★★
バハマでのんびりと隠退生活を送っている宝石泥棒を追って、宿敵の刑事がやってくる。
とそこへ寄港した豪華客船には、ナポレオンのダイヤと呼ばれる大粒ダイヤが展示されていた。
紳士的でハンサムな宝石泥棒と、それを追うちょっとドジな憎めない刑事のやりとり。そこへ割り込んでくる本物のワルのマフィア。・・・なんか、どこかにあったような・・・(笑)。
コメディ・タッチのお洒落な雰囲気を狙っていて、それは成功している。
もちろん主人公はスリルを求めてダイヤを盗もうとする。
ものすごい警備と、ものすごい防犯設備、だったはずなのに、意外に簡単にぬすめてしまうんだなあ、これが。
それなりのストーリー展開で飽きることはないのだが、みんなどこかで観たような、という感じで、新鮮みがないところが決定的にマイナス点。
この手の作品では、スティーブ・マックイーンが泥棒を演じた「華麗なる賭け」が秀逸だった。彼を追いかける保険会社調査員がフェイ・ダナウェイだったはず。
マックイーンがグライダーで大空を滑空している時に流れた主題歌「風のささやき」が、これまた名曲だった。
こちらの映画は、とてもそこまではいきません。時間つぶし程度に。