あきりんの映画生活

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「ストーン・カウンシル」 (2005年)

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2005年 フランス 103分
監督:ギョーム・ニクルー
出演:モニカ・ベルッチ、 カトリーヌ・ドヌーヴ

オカルト的サスペンス。 ★☆

ローラ(モニカ・ベルッチ)は、モンゴルの赤ん坊を養子に迎えて、穏やかに暮らしていたが、その男の子リウ=サンが7歳になった頃に不思議な形のアザがあらわれる。そしてリウ=サンは謎の秘密結社“ストーン・カウンシル”に奪われてしまう。

不思議な力を持った子供が生まれてきて、その子をめぐって超常的なことが起きる、というのはときどきみる設定。
だから、謎をどうやって展開して観る者を惹きつけるかということがポイントとなるが、残念な出来だった。

ローラとリウ=サンが次第に奇妙なできごとにまきこまれていく不安感が上手く伝わってこないのは、致命的。
ローラを取りまく人たちの死体も無造作に転がってしまう。
その死がどんな意味を持つのかということもよく伝わってこない。
物語が全く盛り上がらない。ん~、こりゃ駄目だな。

前半を観たところで、もう止めようかなと思ったほど。
まあ、ベルッチを観るために、と、最後まで鑑賞したが、結局は肩すかしのまま終わってしまった。

少しふくよかになったカトリーヌ・ドヌーヴはさすがの貫禄だったが、物語の中での存在感は希薄なまま。
長い年月をかけて計画をしたらしい彼女の目的も、上滑りに説明されただけだった。

モニカ・ベルッチはショート・ヘアでほとんど素顔。
その美しさはこれまでの作品とは違っていて、それだけが見所だったかな。