あきりんの映画生活

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「ダイ・ハード3」 (1995年)

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1995年 アメリカ 128分
監督:ジョン・マクティアナン
出演:ブルース・ウイリス、 サミュエル・L・ジャクソン

不運なスーパー・ヒーロー。 ★★★

ニューヨーク5番街でのビル爆破が起こり、その犯人から、マクレーン刑事(ブルース・ウィリス)に理不尽な要求が入る。
自堕落なダメダメ刑事になっていたマクレーンが、否応なく大活躍させられる。

このシリーズの好い点は、なんといってもマクレーン刑事の人物像が魅力的なこと。
”不運にも”事件に巻き込まれてしまうと、マクレーンはぶつぶつと文句を言いながらも、どこまでも頑張ってしまう。
英雄像ではないただの市井の人物が、スーパー・ヒーローばりに頑張ってしまう。
そこに観るものは共感して、つい応援したくなってしまう。

これまでの「ダイ・ハード」シリーズは高層ビルや飛行場といった限定された場所での活躍だったが、今回はマクレーン刑事がNY中を走り回る。
限られた空間でのゲームのようなアクションを楽しむのが「ダイ・ハード」の本質的なところだったと考えると、これは大きな方向転換。
(「ダイ・ハード4.0」になると、舞台はNYの外にも広がっていく)。

舞台が広がったので、アクションもバラエティに富む。アクション作品としては充分に楽しめるものになっている。
一方で、これまでの「ダイ・ハード」にあった特徴が薄れ、他のスーパー・ヒーローが活躍するアクション映画との差が見えにくくなった。

犯人の指示によって時間内に次のポイントまで主人公が必死に移動するというアイデアは、たしか「ダーティ・ハリー」でも使われていて、あちらではクリント・イーストウッドが必死に走っていた。
二番煎じの感は否めないが、でも、二日酔いのマクレーンがぶつぶつと文句を言いながら、必死に走るから許してしまおう。

今回のマクレーンの相棒となるゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)が良い人だったなあ。
知的で、白人は嫌いだと、冒頭でマクレーンに言いながらも、次第に二人が協力し合っていく様はほのぼのとしていた。

地下鉄の大惨事、銀行での銃撃戦、船上での格闘と、期待を裏切らない面白さであった。
しかし、奥さんとはあれからどうなったんだろう? (「4.0」を観ると、やはりうまくいかなかったようだが・・・)