2009年 アメリカ 109分
監督:ポール・ワイツ
出演:クリス・マッソグリア、 ジョシュ・ハッチャーソン、 渡辺謙
バンパイアもの。 ★
うわぁ、やっぱり観るんじゃなかった。言わんこっちゃない。
少年主人公のファンタジーもので、しかもバンパイヤものときては、苦手分野のスパイラルで、はじめから無理だった。
(じゃあ、なんで観るんだよ? はい、魔が差したとしか言いようがありません。)
原作は、あのハリー・ポッターとならぶ有名ファンタジーらしい。
怪しげな見世物小屋を見に行った二人の少年。
蜘蛛フリークの主人公は、”ハーフ・バンパイア”という人間とバンパイアの合いの子になってしまう。
そしてこの世界では、バンパイアとバンパニーズというものが争っているようなのだ。
バンパイヤものに特有のお約束ごとがあるのだろうか? ところどころでよく判らない展開もあった。
ま、私がこの分野には疎いせいなのだろう。だから通の人はもっと楽しめるんだろうな。
主人公がなんか情けない。
ことの流れに流されて、あれよあれよと、右往左往するばかり。
友達を助けようとしてああなって、家族を助けようとしてこうなって、彼女には血を吸わせてもらって・・・。なんか情けない。
家族を捨ててハーフ・バンパイアになる精神的な葛藤も、まるでない。
大体が、友達を助けるためにハーフ・バンパイアになる決心をしたのだろうけれども、もとはといえば、お前が蜘蛛を盗み出したから起こった事件じゃあないか。
原作でもこんなものなのかいな?
主人公が仲間となる奇怪な見世物小屋の一団は、面白くつくろうとしている意図は十分に伝わってきた。渡辺謙は妙な”おでこ男”だし。
それでも、やっぱり観るのは止めておけばよかった、という評価。
これは、私が苦手分野のものを見てしまったということでの評価なので、映画自体の出来とは全く関係していません。
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