あきりんの映画生活

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「デイジー」 (2006年)

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2006年 韓国
監督:アンドリュー・ラウ
出演:チョン・ジヒョン、 チョン・ウソン

甘いサスペンスもの。 ★★★☆

画家をめざすヘヨン(チョン・ジヒョン)は街の広場で似顔絵書きをしている。そんなヘヨンのもとへは誰とも判らない人物からデイジーの花がとどけられ続けていた。
ある日、ヘヨンの前に客として現われた一人の男ジョンウ。ヘヨンは彼こそがデイジーの送り主だと直感的に思う。しかしジョンウは、暗殺者パクウイ(チョン・ウソン)を追うインターポールの刑事だったのだ。

韓国映画だが、オランダが舞台で、美しい景色の中でサスペンス・タッチのラブ・ストーリーが展開される。
人に姿を知られてはいけない暗殺者が、毎日窓から見下ろす広場にいる女性に秘かな恋心を抱く。
彼女のために姿をあらわさないままに贈りものをしたり、困っていることを助けてやる。

しかし、彼女が感謝の気持ちと一緒に心を動かしてしまったのは、その暗殺者を倒そうとして彼女に近づいた刑事だった、という悲しい三角関係。
甘い物語設定なのだが、オランダの明るい田園風景、お洒落な感じの街並みとも相まって、心地よく観ることができる。

チョン・ジヒョンはしっかりとした性格の女性を演じながらも、どことなく淋しさを漂わせる。
そこがなんとも好くて、彼女が出演しているために観たような映画。
イルマーレ」(オリジナルの方です)の彼女もよかった。

ヒロインは追う者と追われる者の狭間に立っているのだから、物語は、TVでよく放送している韓国ドラマと同じように(苦笑)、悲劇的に終わっていく。
すべてが終わったあとで、心がときめいていた日々がフラッシュ・バックされて、切なさをかきたてる。

制作意図はミエミエなのだが、観る方もそういったものを期待しているわけだし、充分に満足できるものだった。

同じ物語を暗殺者の視点から描いた「デイジー(アナザー・バージョン)」もある。
当然のことながら、どちらか一方で充分です(でも、私は両方観ているのですが・・・笑)。