あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「CQ」 (2001年)

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2001年 アメリ
監督:ロマン・コッポラ
出演:ジェレミーデイビス、 アンジェラ・リンドバル

青春映画? ★☆

ポスター写真から「バーバレラ」風の映画を期待して観たのだが、まったく突き抜けたところのない作品だった。
たしかに「バーバレラ」へオマージュがあり、主人公が制作に関わっている「ドラゴンフライ」というタイトルの映画は、「バーバレラ」のパクリそのもの。
しかし、なあ・・・。

監督は、あのフランシス・コッポラの息子にして、ソフィア・コッポラの兄。
親の七光りで撮ることのできた映画とちゃうか?と勘ぐるのは、あまりにも失礼か?

1969年のパリで、2001年を舞台にしたSF映画を撮っている、という設定の2001年の映画(ちょっとややこしい)。
この設定がこの映画の狙いをすべてあらわしている。
30年前の人は現在がこんなふうになるだろうと想像していたのですよ、と、現在の人が想像している、というわけだ。

ひと言で言ってしまえば、この安っぽさがちょっと格好いいでしょ、という意図が見え隠れ。
それがいやに鼻につく。

ひょんなことから映画監督に抜擢された主人公は、映画の主演女優に恋をしてしまう。
と書くと、軽いコメディ風かと思ってしまいそうだが、おっと、どっこい、主人公は落ち込むほどに恋に悩む、映画作りに悩む。
う~む、つまらん。

好かったのは主演女優役のアンジェラ・リンドヴァルだけ。
いかにも60年代というメイクで綺麗。ドラゴンフライのコスチューム姿なんて、もう、たまりません。「バーバレラ」のジェーン・フォンダとよい勝負だった。
何でも本職はスーパー・モデルだったとのこと。

彼女を観ただけの映画でした。