あきりんの映画生活

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「カウボーイ&エイリアン」 (2011年)

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2011年 アメリカ 118分
監督:ジョン・ファブロー
出演:ダニエル・クレイグ、 ハリソン・フォード、 オリビア・ワイルド

SF西部劇。 ★★★

エイリアン侵略ものの鑑賞が続く。
バトルシップ」は海上戦だったし、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」は地上戦だった。今作はなんと西部劇だ。
それにしてもタイトルからしてB級の匂いが漂ってくるぞ(笑)。

西部開拓時代。記憶を喪失して、この時代にふさわしくないメカニカルな腕輪をした男、ロネガン(ダニエル・クレイグ)が荒野で眼を覚ます。あれ?自分は誰だ? 俺は何故こんなところにいるんだ?
近くの街へたどりつくと、お前はお尋ね者だと捕らえられてしまう。ところがそこへ、なんとUFOがやって来て、つぎつぎに住人を掠っていく。

この映画の素晴らしいところは、今まで誰も考えなかったカウボーイとエイリアンのバトルという奇抜な着想。
そりゃ、確かに西部開拓時代にエイリアンが襲来したって何の不思議もないわけだ。
日本の戦国時代にエイリアンがやって来れば、織田信長の鉄砲隊と闘うわけだし・・・(笑)。

ただ、あの当時の拳銃とライフルだけでエイリアンにかなうはずがない。
なにせ最新鋭のイージス艦アメリ海兵隊ですらやられそうになるぐらいに、エイリアンは強いと決まっているのだから(苦笑)。
そこで威力を発揮するのがロネガンが身につけていた謎の腕輪。
実はこれはエイリアンをやっつける強力な武器だったのだ。 (上手いことを考えたよなあ)

ロネガンは、息子を掠われた傲慢な牧場主、ダラーハイド(ハリソン・フォード)や、謎の美女エラ(オリビア・ワイルド)とともに、エイリアンを追っていく。

そしてエイリアンとの戦いとなるのだが、現代版のエイリアン戦とは違って、リアルな戦闘場面ではない。
どちらかといえば、荒唐無稽な、冒険活劇風の戦いである(年老いたとはいえ、ちゃんとインディ・ジョーンズもいることだし(笑))。
それはそれで充分に楽しめた。

ちょっと無茶な展開もありますが (エイリアンは強力な武器を持っているはずなのに、なんで素手で闘ってくれるの?)、もとからそういった映画なので気にはしないことにしましょう。

(ネタバレの余談)

それにしても、あの地球の美女エラに紛していた宇宙人、本当の姿はどんなだったのだろう?
あの傑作SFコメディ「 ギャラクシー・クエスト」を思い出した。
あの映画で地球の美女に変化していた宇宙人の真の姿は、実は怖ろしいようなものだったよなあ。