あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「恋愛適齢期」 (2003年)

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2003年 アメリ
監督:ナンシー・メイヤーズ
出演:ジャック・ニコルソン、 ダイアン・キートン、 キアヌ・リーブス、 アマンダ・ビート

老いらくの恋。 ★★

ジャック・ニコルソンダイアン・キートンという、ご高齢(!)のお二人のラブ・コメディ。
結論から言って、私はノリきれなかった。
63歳と50歳代半ばという設定。やはり夢物語をみせてもらうのには、あまりにもお二人のお歳が気になって・・・(汗)。
これはひとえに私の狭量から来ることではあるのですが…。

いくつもの会社を経営しているハリー(ジャック・ニコルソン)は、若い女性しか眼中にない独身プレイボーイ。
若い恋人(アマンダ・ビート)と週末を過ごそうと彼女の母親の別荘に来たところ、彼女の母親エリカ(ダイアン・キートン)と鉢合わせ。エリカもびっくり、娘の恋人が自分よりも年上なんて・・・。

すると、突然ハリーが心臓発作で倒れてしまう。しばらくは安静が必要。しばらくはエリカの別荘で養生しなくてはならない。
ということで、海辺の別荘にはハリーとエリカが残される。で、お互いに相手が眼中になかった二人なのだが、そのうちに・・・というラブ・コメディお約束ごとの展開となる。

ハリーが心臓発作で救急病院へかつぎ込まれたときに、医師はバイアグラを服用してないか尋ねる。
女性陣の手前、ハリーは見栄を張って服用していないと嘘をつく。それならよかったとニトロを点滴しようとした医師が、バイアグラを服用していると命取りになるからな、と言うのを聞いて、ハリーはあわてて点滴を引っこ抜く。
男の浅はかさが面白い。

このように、名人芸の演技を見せてくれる二人なのだが、どうもべたべたとした雰囲気に持っていこうとし過ぎている。
どうもそれが鼻につく。
比べるわけではないのだが、リチャード・ギアダイアン・レインの「最後の初恋」の方が感情移入がしやすかった。

なぜかエリカにぞっこんとなる若手医師にキアヌ・リーブス
彼も不可解な人物。またどうしてエリカのような熟女(!)に恋をしてしまったのか、ちょっと納得できる展開にはなっていなかったなあ。
あれでは単に熟女オタクにしかみえないぞ(苦笑)。

というわけで、どうにも中途半端に見終えてしまいました。