1974年 イギリス 90分
監督:キャスパー・リード
出演:ショーン・コネリー
ハイジャックもの。 ★★
オスロ国際空港へ向かっていた旅客機がハイジャックされる。
犯人の要求は大使館に立てこもっているテロリスト仲間の逃亡なのだが、脅迫者たちは空港ビルに爆弾も仕掛けたと通告してくる。
航空機ハイジャックものだが、舞台は飛んでいる飛行機ではなく、その飛行機が着陸したオスロ国際空港。
空港に駆けつけ、犯人たちと交渉しながらなんとか解決しようとする主役は、対テロ部隊のショーン・コネリー大佐。
場面は、その飛行機の機内、空港ビル、それにテロリストが大使を人質に立てこもった大使館の室内だけ。
変化に乏しい。
だからメインはコネリー大佐の解決手段の工夫と、犯人との駆け引きになる。
しかし、これがあまりハラハラするようなやりとりにならない。
なぜか、あっさりとし過ぎている。
大佐は、飛行機への潜入の試みや、テロリスト逃亡車両の工作や、いろいろと手を打つのだが、上手くいかない。
ところが、あれ?こんなところに仲間が?
なんだ、そんなことがあったのか。すると、あれは伏線だったのか?
そんなこんなで、いよいよ最後のクライマックスへと向かうのだが、機内へ突入してからの最後はいささかあっけなかった。
ショーン・コネリー主演のハイジャックものということで、それなりの娯楽作品を期待して観たのだが、全体に地味だった。
次はパニックものということで「ブラック・サンデー」でも観ようかな。