2001年 アメリカ 96分
監督:ロバート・ルケティック
出演:リース・ウィザースプーン
女の子コメディ。 ★★★
ファッション関係の大学で、おしゃれで脳天気な仲間と楽しい日々を送っていた天然でブロンドのお金持ちお嬢様のエル(リース・ウィザースプーン)。
ところがある日、プロポーズの言葉を期待していた恋人ワーナーから別れ話が! えっ、どうして? 愛してくれているんじゃなかったの?
まあ、このヒロイン、ことごとくセレブ系の (庶民から見れば) 嫌みな生活をしている。
たとえば嫌なことがあったときの気分転換の方法は、ネイル・サロンに行ってネイルをしてもらい、美容院で髪をセットすること。うわぁ~、付き合いきれんぞ。
でも、ヒロインが、美人というよりはファニー・フェイスで (アントニオ猪木みたいにあごが長い!(笑))、しかもあまりに無邪気な天然なので、なぜか微笑ましくなってくる。
実は、政治家志望のワーナーは、超エリート大学ハーバードのロー・スクールに進学予定で、頭の良い子と結婚するつもりだったのだ。
そのことを知ったエルは、なんと、自分もハーバードに行けばいいんじゃないの!と (軽~く) 決断する。
おい、おい、日本でいえば、東大法学部だぞ。
水着姿での自己アピール・ビデオが教授会で功を奏したりして、エルは見事にハーバードに合格してしまう。
ブロンドだって、やるときゃやるのよ!
(どうもアメリカでは、ブロンドは美人でかわいいけれど頭は弱い、という決めつけがあるようだ。ホント?)
さあ、ここからがエルの本領発揮。
大学でワーナーとも無事に再会したのだが、彼には冴えないファッションの嫌みな (ただし頭は良さそうな) 彼女ができていた。
なによ、負けるもんですか。ワーナーを取り返すわよ。
堅物ばかりのハーバード、ロー・スクールで、セレブお洒落ファッションに身を包んだエルは周囲の反感も何のその。
すべてを自分にとって都合良く解釈するポジティブ天然で、あれよあれよと成績も上位に。
そんな彼女に次第に仲間も集まってくる。
まるでコミックが原作ではないの?というようなご都合主義の展開が、これまた楽しい。
リース・ウィザースプーン、観ているうちに、確かに可愛いと思えてくる(笑)。
しかし、裁判弁護でめでたく勝利したときに、片手を突き上げて、ダーッ!と叫んでしまうんではないかと(アントニオ猪木、ね)、気が気ではなかったぞ。
めでたく弁護士になったエルのその後を描いた続編もあるようです。観なくては・・・。