あきりんの映画生活

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「デンジャラス・ラン」 (2012年)

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2012年 アメリカ 115分
監督:ダニエル・エスピノーザ
出演:デンゼル・ワシントン、 ライアン・レイノルズ

逃亡アクション。 ★★★

文字通り二人の男が逃げる、逃げる。

準主役のマット(ライアン・レイノルズ)の仕事が面白い。
CIAは各地に極秘施設の隠れ家を持っているらしい。マットは南アフリカにあるその隠れ家の管理員。
あ~あ、自分もCIA職員ならもっと派手な仕事がしたいぜ。ぶつぶつ。

とそこへ凶悪犯トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)が連行されてくる。
元すご腕CIAの彼は組織を裏切り、今はいろいろな秘密をいろいろなところへ提供しているという、CIAにとっては厄介な人物。CIA曰く、やれやれ、やっとのことで捕まえたぞ。
ところが彼を収容するやいなや、秘密の隠れ家は謎の武装集団に襲われる。
襲ってきたのは何者だ? なぜ隠れ家の位置がバレたのだ?

二人はGPSを使って新しい隠れ家へたどり着こうとしたりするのだが、護送しているはずのフロストは老獪。
CIAの内部に裏切り者がいるぜ、とマットを疑心暗鬼にさせたり、群衆の中で、俺は誘拐されかけている!と叫んでみたり。
さすがに元すご腕のCIA。やることが鋭いなあ。

CIAって、本当にすごいところ、それに腹黒いところなんだな。
濡れタオルを使ったあんな酷い尋問(拷問)を本当にするのだろうか?
それに、今回の主人公はマット・ウェリントンだったが、同じマットのマット・デイモンジェイソン・ボーンのときは、極秘プロジェクトの予定が狂うと関係エージェントを殺して秘密を守ろうとしたし・・・(笑)。

デンゼル・ワシントンが最初は長髪、ひげもじゃ。
似あわねえなあと思っていたら、途中からいつもの顔になった。好かった。
主人公のライアン・レイノルズも頑張っていたのだが、いかんせん、線がちょっと細かった。
同じライアンでも今人気急上昇中のゴズリングあたりで見たかった、と言ったらレイノルズに失礼か。

それにしても、フロストがマットに言う言葉には、なるほどと思った、「「お前はよくやった。後はまかしておけ」という奴は裏切り者だ」。
確かに他の映画でもこの台詞を言う奴にまともな上司はいない(笑)。

ラストはちょっと肩すかし感があった。ちょっときれいにまとめすぎたのでは?
しかし、逃亡アクションは魅せてくれた。
今流行のパターンの連続(画面は揺れるし)といってしまえばそれまでだが、それでも気持ちよく魅せてくれる。
合格点!でした。