あきりんの映画生活

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「マン・オブ・スティール」 (2013年)

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2013年 アメリカ 143分
監督・ザック・スナイダー
出演:ヘンリ・カヴィル、 エイミー・アダムス、 ケヴィン・コスナー、 ダイアン・レイン、 ラッセル・クロウ 

スーパーマン・ノヴァ(第1作?)。 ★★★

バットマンはシリアス路線で作り直して、大成功だった。
というわけで、今度はスーパーマンのシリアス路線。
制作にクリストファー・ノーランが関わり、監督がザック・スナイダー、そして音楽がハンス・ジマーとくれば、これはもう期待してしまう。

スーパーマン(というふうに作中ではっきり言われているわけではないのだが)がどうやって誕生して、どうして地球へ来ることになり、その地球でどのように成長したのか。
もちろんSFだからファンタジーなのだけれども、少年時代からの地球人とは違う能力を持ってしまっていることの苦悩も、シリアスに描かれる。
このあたりは、同じ地球人であっての使命感に苦悩するバットマンとはちょっと違うところ。

主役はヘンリ・カヴィルだが、筋肉もりもりで、いわゆるスーパーマン体型(そんなものがあるのか? 笑)。
頤もちゃんとふたつに割れている。
彼のよきパートナーになるのがエイミー・アダムス
たしか、彼女はもうアラフォーのはず。個人的な好みから言えば、もう少し若い方のほうが好かったのだが・・・(苦笑)。

脇を固めるのがなんとも豪華な顔ぶれ。
実の父親であるラッセル・クロウも好いのだが、なんと言っても養父となるケヴィン・コスナー、彼が渋い。
息子、スーパーマンの秘密を守るために、コスナーが自らの命を捨てる場面では思わずじーんとしてしまったぞ。
「カンパニー・メン」でもそうだったが、中年を過ぎてからの彼は、一本筋の通った男の生き様とでもいったものを格好良く見せてくれる。
養母になるダイアン・レインも好いなあ。

スーパーマンの成長物語を描いた後、後半になり、クリプトン星からの悪役ゾッド将軍が地球へやってくる。
そこからは、スーパーマンとの戦いで、スナイダー監督のことだから、もう街を壊しまくる、壊しまくる。
こんなに壊していいのかと思うが、全人類が滅ぶよりはましなのだっ!
なにせゾッド将軍は、インドとニューヨークの2カ所で地球をはさんで重力を操って地球そのものを改造してしまおうとするのだ。すごい技術だ!

本作は、スーパーマンデイリープラネット社の新聞記者になるところで終わる。
ということは、当然ながら続編での活躍があるのだろう。乞うご期待、されてしまう(笑)。

今回知ったこと=あの胸のマーク”S”は、スーパーマンのSではなかったんだね。
そりゃ、クリプトン星にローマ字があるわけはないものなあ(笑)