あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「エンド・オブ・ザ・ワールド」 (2011年)

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2011年 スペイン 95分
監督:ナチョ・ビガロンド

SF脱力系恋愛映画。 ★★★

同じタイトルの映画がいくつもあるが、これはおそらくその中で最も有名ではないであろう作品。
キーラ・ナイトイレイが出ているようなメジャーな映画ではない。スペインの低予算SF恋愛映画。
タイトルからパニック映画だろうなんて思って観始めた人は、確実に呆気にとられる。
内容は、ゆる~い恋愛映画。
ただ。これが意外にいけるのだ。

見知らぬ女性フリアの部屋のベッドで目を覚ましたフリオ。
どうやら二人は前夜に意気投合して、一夜を共にしたらしいのだ。けだるく、なんとなくバツが悪いような朝。
そんな朝に部屋の窓から空を見上げると、なんと、大型UFOが停まっているではないか!
どうやら街の人たちはとっくに避難してしまっていて、二人だけが取り残されているようなのだ。
そんなこととも知らずに、甘い一夜を過ごしていたなんて・・・(笑)。

といった非現実的な、ちょっと滑稽でもあるような状況。
映画のほとんどはフリアの部屋の中だけ。
登場人物はフリオにフリア、それにストーカーの隣人アンセルと、フリアの彼氏カルロスの4人だけ。

小太りの隣人のアンセルは、フリアにぞっこんだったために街からに逃げ出ださなかったような人物。かなりキモいし、ウザい。
でも結構一途さが可愛い面もある。
カルロスはフリアの身を案じて、わざわざ訪ねてくる。人を疑うことを知らないような正義派の人物。
こうしてフリアを中心にして、3人の男があたふたとする。

大型UFOは空に浮かんでいるのだけれども、UFOは何もしない。(あれ?)
宇宙人も現れない。(あれ?)
ただこの状況下で4人の男女があたふたとする。

単純で気のいい(怒らせたら怖そうなのだが)カルロス。
彼ににフリアとの一夜のことがばれるとまずいので、口から出任せの嘘を言うフリオ。
アンセルは、そんなフリオの嘘を暴こうとする。
カルロスにべたべたしながらも、フリオに気のありそうなそぶりを見せるフリア。

ちょっと情けないような真面目さで、4人がそれぞれに嘘をつき、身の保全を考える。
宇宙人は、もう誰かの姿に変身しているかもしれない、とたがいに疑いを抱き始める4人。
どうでもいいようなことにこだわってみたり・・・。

フリアを演じている女優さんがかなりコケティッシュで可愛い。
それに3人の男優陣も、それぞれに味があって、なかなかによろしい。

ぐだぐだと続く恋愛騒動、痴話げんか、恋敵への嫌がらせ。
おいおい、空にはUFOがいるんだぜ。それどころではないだろうが(呆)。

おおかたの評判はよろしくない。
タイトルに騙された、とか、何も事件が起きないじゃないか、とか・・・。
その通りなので、駄目な人は怒るだろうなあというような作品。
しかし、ごく少数の人は大変に気に入っている。
まあ、そんな(どんなや?)映画です。