2012年 アメリカ 94分
監督:スティーブン・フリアーズ
出演:ブルース・ウィリス、 レベッカ・ホール、 キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
女性ギャンブラーの生き様。 ★★
このタイトルで、ブルース・ウィリス、レベッカ・ホール、それにキャサリン・ゼタ・ジョーンズのおまけ付きとくれば、ま、期待して観はじめるわけです。
で、感想はひと言、・・・しまった、失敗だった!
実話に基づいたということで、元ストリッパーのベス(レベッカ・ホール)がスポーツブックの世界で成功を収める、という筋立て。
このスポールブックというものがどんな仕組みなのかを判らせてくれないものだから、まずは映画の面白みが半減。
単にスポーツ中継のTVを見てノミヤをしているだけ? どこがギャンブラー?
おまけに、ヒロインのベスが自分勝手で、いい加減。まったく感情移入できない人物像だった。
腹立たしいぞ。
雇い主である”噂のギャンブラー”ディンク(ブルース・ウィリス)に勝手に惚れて手を出そうとしたり、勝手にそこを飛び出して違法賭博に手を出してヤバくなったら、またディンクに泣きついてきたり。
もう、見ていられないぞ。
肝心のディンクはといえば、恐妻なのか、愛妻なのか、よく判らん。
白い半ズボンにソックスって、いくらなんでもくだけすぎて、ダサくね?
その奥さんのチューリップ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)も変な人物像。
最初は高慢ちきな嫌み奥さんとして登場しながら、途中からは意地悪をしていたベスを助けてくれようとする。あれ?
ということで、物語も登場人物もちぐはぐ。
なんの面白みを狙った作品なのか、さっぱり理解不能。
はっきり言って、ブルース・ウィリスの映画なら何でもいいという人以外は観る必要はないでしょう(汗)。
(そういえば、ウィリスとゼタ=ジョーンズは、「RED リターンズ」でも顔合わせをしていたんだった)