あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ファイヤー・ウイズ・ファイヤー」 (2011年)

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2011年 アメリカ 97分
監督:デビッド・バレット
出演:ジョシュ・デュアメル、 ブルース・ウィリス、 ロザリオ・ドーソン

アクションもの。 ★★

アメリカ映画に時々登場する“証人保護プログラム”。
凶悪事件の有力な証言者を、犯人側からの攻撃から守ろうとするもの。
そりゃ、マフィアみたいな連中は裁判での証人を消そうとして何を仕掛けてくるかわからない。
名前も変えて、知人との連絡も絶って、裁判までは隠れ住まわなくてはならない。
正義のために証人になるのも一大勇気が要るわけだ。

消防士のジェレミー(ジョシュ・デュアメル)は、ヘイガンというギャングの親玉の殺人を目撃する。
証人になることを承諾したジェレミーは証人保護プログラムによって保護されるのだが、ヘイガンに隠れ場所を突き止められてしまう。
ヘイガンの襲撃はジェレミーの恋人(ロザリオ・ドーソン)にも及んでくる。

この証人保護プログラムによってセレブ夫婦が田舎生活を送ることになるのが、ヒュー・グラントの「噂のモーガン夫妻」だった。
あれは・・・つまらない映画だったなあ・・・。

で、こちらは面白いかというと、微妙な展開がいたるところにあった。
まずは、こういった映画では重要きわまりない敵ボス、ヘイガンのキャラ。
ギャングの大物で悪の世界では絶大な権力を持っているようなのだが、物語の鍵となったスーパーでの殺人事件。なんでこんな小さな店のために大ボスがわざわざ出向いてくるんだ? 手下の数人で片が付いただろうに・・・。

反撃をはじめたジェレミーだが、いくらなんでも敵アジトに消防士が放火してはいかんでしょ。
まあ、”炎の戦い”に持ち込めば勝てると思ったのだろうが、恋人の所在も確かめずに火を点けるなんて・・・。

ブルース・ウィリスはどうも存在感が薄かった。見せ場はほとんど、なし。これは名義貸しだな(苦笑)。
それに、恋人役のロザリオ・ドーソン。・・・彼女、美人?(汗)

ということで、追い詰められた主人公が居直って一人で反撃をはじめる(窮鼠猫を噛む)という設定がミソだったが、う~む。
ボスのアジトを突き止めるためには、手下にノミを使ってあんなこともしてしまいます。うへぇ~、いいのかよ。
クイズ:結局、悪人ヘイガンを倒したのは、だれだったでしょう?

週末の午後にTV放映があったら時間つぶしに鑑賞する。そのぐらいがお似合いでしょうか。