2005年 アメリカ 123分
監督:キャメロン・クロウ
出演:オーランド・ブルーム、 キルステン・ダンスト
人生ドラマ。 ★★★
人生に絶望した青年が、ひょんなことで訪れた父の故郷で癒やされていくというドラマ。
優しい気持ちになれるドラマ。
自分の企画失敗で会社に倒産しかねない損害を与えたドリュー(オーランド・ブルーム)は、自殺を考えるほどに絶望していた。
ちょうどそのときに、故郷を訪れていた父親が急死したとの報せが入る。
ドリューは父の葬儀のために飛行機で小さな街、エリザベスタウンへと向かう。
オーランド・ブルームは「ロード・オブ・ザ・リング」のときからイケメンだと思っていたが、現代劇で見てもやはりイケメンだなあ。
ワイルドさはなく、上品なイケメン。草食系のイケメン(笑)。
乗客が一人しかいない飛行機の中で、陽気なCAのクレア(キルステン・ダンスト)は、なにやかやとドリューの世話を焼いてくれる。
自分もエリザベスタウンに住んでいるというこのクレアが、この後もちょっと鬱陶しいぐらいにドリューにつきまとってくる。
ストーカーじゃないの?というぐらい(汗)。
父の故郷で久しぶりに会う親族。それに街の人たち。
誰も皆、気持ちが優しい。ドリューの気持ちもほぐれていく。
ドリューはクレアと知り合って元気になったわけだが、実際にクレアみたいな子がいたら、絶対にうざったいと思うのだが・・・。
それとも、あの天然のしつこさも可愛く思える?
それにしても彼女が作ったドライブ用のパンフレットと自作CD。あれはすごいなあ。
あんな綿密なものを1日で作ってしまったことも、すごいなあ(笑)
(余談)
アメリカでは火葬のときに家族が立ち会わないらしいことを初めて知った。
もうお骨にしておきましたよ、って骨壺を渡されてもなあ・・・。ええっ!
何やかやと書きましたが、悪意の人が出てこないので、全体として爽やかに観ることができます。
善い人たちに囲まれていると、生きることが辛くなくなるのです。