あきりんの映画生活

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「アイ・ラブ・トラブル」 (1994年)

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1994年 アメリカ 123分
監督:チャールズ・シャイアー
出演:ジュリア・ロバーツ、 ニック・ノルティ

ラブ・コメディ。 ★★★

これは軽い気分で楽しめるサスペンス風味のラブ・コメディ。
ジュリア・ロバーツニック・ノルティがそれぞれに好い味を出している。

新聞の看板コラムニスト、ピーター(ニック・ノルティ)は、久しぶりに列車事故の取材に現場に出かける。
こんな事件記事なんて、大記者の俺様にかかればチョロいもんだぜ。
ところが翌日の新聞を見てびっくり、前夜に現場で居合わせたライバル新聞の記者、サブリナ(ジュリア・ロバーツ)にスクープを出し抜かれたのだ。
なんと、こしゃくな小娘め。

ということで、ライバル記者二人ののスクープ合戦が始まる。
お互いの取材の邪魔をしたり、嘘の情報を教えて時間稼ぎをしたりと、足の引っ張り合いをしたりもする。
なんとこしゃくな小娘め。女たらしのおじさんは引っ込んでいなさいよ。

列車事故には実は大企業の大きな陰謀が隠されていた。
そちらもかなりサスペンス的に盛り上げようとすればできたネタだったのだが、映画としてはそれは二人のラブ・ロマンスのための添え物的な扱い。
ま、それでこの映画はよかったのだろうと思える。

とまあ、敵対していた男女が真剣にやり合っているうちに、次第に・・・というのは、ラブ・コメディの常道、お約束。
しかし、演じている二人が好いものだからほんわかと観ることができる。
ニック・ノルティなんて、普通は冴えないおじさんもいいところだけれども、この映画ではやけにダンディに見える。モテモテおじさん(笑)。
あの「プリティ・ウーマン」の数年後のジュリア・ロバーツも十分に魅力的。

もうこうなったらお互いに協力して事件を追おうぜ。いいわよ、裏切らないでね。そちらこそ裏切るなよ。
敵に追われた二人が逃げ込んだ結婚式場で結婚してしまう羽目になったり、それでもお互いの鞄やハンドバッグからスクープの品を盗み合ったりと、たわいもなく楽しい。

最後の最後まで、ニヤッとさせられますよ。