あきりんの映画生活

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「大脱出」 (2013年)

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2013年 アメリカ 116分
監督:ミカエル・ハフストロ-ム
出演:シルベスター・スタローーン、 アーノルド・シュワルツネッガー

二大スター貫禄の共演。 ★★☆

スティーヴ・マックイーン主演の名作に「大脱走」というのがあった。
こちらはシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツネッガーの二大俳優の共演作「大脱出」。
映画を観てみると、たしかに”脱走”というよりも”脱出”だった。納得。

レスリンシルベスター・スタローン)はセキュリティ会社のプロ。
受刑者の一員に扮して監獄に入り、そこから脱出してみせる。そして、その監獄の弱点を指摘するのが仕事。
当然、何らかの理由で身の危険を感じた場合は、退避コードを告げ身分を明かせば、無実の人間であることが証明されることになっている。
CIAの弁護士の依頼で、ブレスリンは最新設備の監獄へ入ることになる。

この映画の売りは、なんと言っても二大アクション・スターのW主演というところ。
二人がどのような関係となるのか、二人の見せ場はどんな風になるのか。
かつて「ロッキー」を見て、「ターミネーター」を見て、「ランボー」を見て、「コブラ」を見た人なら、文句なしにわくわくするはず。

さて、この新型監獄、話に聞いていたのとはまったく違う。
ということで避難コードを叫ぶが、悪役所長に握りつぶされてしまう。
これは? 誰かが俺の正体を知った上で閉じ込めようとしている。 誰の企んだ罠に嵌められた?
いったい、どうやってここから脱出すればいいんだ?

監獄の中でブレスリンに協力してくれる受刑者のボス、ロットマイヤーとしてアーノルド・シュワルツネッガーが登場してくる。
この二人が手を組むようになるいきさつが、ちょっと拍子抜け。
なぜロットマイヤーはブレスリンの脱出計画に協力してくれるのだ?(これについてはオチがあるのだが・・・)

ま、それはさておいて、よし、二人で一緒にこの難攻不落な監獄から脱出しようぜ。
監獄ら出られさえすれば、どんな辺鄙なところにでも人は住んでいる。あとは何とかなるぜ。

しかし、なんとその監獄が作られていた場所とは・・・!
(噂では、日本での予告映像でネタばらしをしてしまっていたとか。なんだ、そりゃ? 私は知らなかったので、ほう、そうだったのか!と、大いに感心したのだが・・・。)

前半は脱出するための頭脳戦を見せておいて、後半になれば主演二人のお約束のアクション満載。
スタローンは筋肉ぶりを見せつけるし、シュワルツネッガーはマシンガンを撃ち続ける。
66歳と67歳、さすがに老いを隠せない二人だが、その貫禄には言うことなし。

最後にロットマイヤーについてのオチがある。
まあ、そんなところだろうな(苦笑)。

無精髭を生やしたシュワルツネッガーが格好良かったね。