あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ジュピター」 (2015年)

イメージ 1

2015年 アメリカ 129分
監督:ウォシャウスキー姉弟
出演:チャニング・テイタム、 ミラ・ニクス、 ショーン・ビーン

スペース・アドベンチャー。 ★★★☆

監督はあの「マトリックス」のウォシャウスキー姉・弟監督。
(かっては兄弟だったが、気がついたら兄が姉に変わってしまっていた 笑)

近未来の地球で貧しい暮らしを送るヒロイン、ジュピター(ミラ・クニス)。
彼女は突然、宇宙を支配している一族の勢力争いに巻き込まれる。
彼女を亡き者にしようとする暗殺者たちと、彼女を守ろうとする戦士、ケイン(チャニング・テイタム)が、いきなり彼女の目の前で激しい戦闘を開始する。
えっ、いったいどうなっているの? どうして私がこんな争いに巻き込まれるの?

今回も素晴らしい映像。これは一見の価値あり。
マトリックス」ではもちろんあのイナバウアー弾丸よけだったが、今回はスノボー空間超移動だぜい。
大画面、大音響でみると、ものすごい浮遊感を味わえる(この映画、3Dもあった?)。

細かいことを言えば、宇宙の星を資産とした三人兄姉弟の財産争いのそのきまり事がよく判らない。
どうやらジュピターは亡くなった女王と同じ遺伝子を持っていて(なぜ?)、女王の生まれ変わりだったようなのだ。
ん? ジュピターは地球の正統な所有権を持っていた?
そのジュピターが結婚すると、地球の所有権は夫のものになる?
よくわからない決まり事だな・・・(汗)。

でもまあ、そんなことはどうでもいいか。
とにかく、宇宙全体にとっては地球なんて一つの農場に過ぎないわけで、飼育されている人類はある程度繁殖した段階で収穫されてしまう、という怖ろしい設定。
そうか、人類なんて宇宙人の家畜動物の類だったんだ。

ヒロイン役のミラ・クニスはどうも蓮っ葉なイメージがある。
私の中では「サード・パーソン」での役のように、下層社会で必死にその日を生きているというイメージ。
で、王女様という雰囲気ではないのだがなあ(苦笑)。

物語の設定にツッコミどころは(誰かさんが喜ぶほど)多数あります(笑)。
しかし、とにかく爽快な映像を楽しむことができました。