あきりんの映画生活

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「ダウト・ゲーム」 (2014年)

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2014年 アメリカ 91分
監督:ピーター・ハウイット
出演:ドミニク・クーパー、 サミュエル・L・ジャクソン

真犯人の俺、冤罪のお前。 ★★

紹介記事を読んだところでは、大変に面白そうに思える。
いわく、飲酒運転をしていた検事のミッチ(ドミニク・クーパー)は人身事故を起こしてしまった。
保身のために逃げ去ってしまったミッチだったが、その事件の殺人容疑でクリントンサミュエル・L・ジャクソン)が捕まる。
クリントンの冤罪を知っているミッチは(なにしろ、自分が真犯人なのだから)、検事でありながら、なんとか彼の無罪を勝ち取ろうとする・・・。

とくれば、丁々発止の法廷ものか、と期待する。
真犯人である検事はどうやって被告の冤罪を証明するのか、と期待する。

しかし、この映画はそんなことには重点を置いてはいなかった。
そんな知的な駆け引きの映画ではなくて、もっと直接的なサスペンスを狙った映画だった。

(以下、ネタバレ気味)

つまり、ミッチが車ではねた男は、すでに何らかの暴行を受けていて瀕死の状態だった・・・。
ミッチはたまたまふらふらと車道に出てきた男をはねた・・・。
では、男は誰に暴行を受けていた? 何のために暴行を受けていた?

とくれば、これはこれで面白そうかな、とも思ってしまう。
しかし、どうも映画はしゃんとしない。

早い段階で謎は明らかにされてしまう。
犯人もわかるし、動機も判る。あとは(割とお決まりの)ハラハラ感を盛り上げるサスペンスだけ。
”ゲーム”というような知的な駆け引きは、どこにもない。

最後も無理矢理に決着を付けました、という感が否めません。
ということで、時間つぶし程度の面白さでした。