あきりんの映画生活

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「ジョン・ウィック」 (2014年)

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2014年 アメリカ 101分
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス、 ミカエル・ニクビスト、 ウィレム・デフォー

元・殺し屋の復讐劇。 ★★☆

「砂上の法廷」では知性溢れる弁護士役だったキアヌ・リーブスが、今度は髭を伸ばしての元・殺し屋役。
それもマフィアが名前を聞いただけで恐れおののくというほどの、すご腕殺し屋役。
さてどんな展開だ?

愛する妻が病で亡くなり、悲しみに暮れるジョン・ウィックキアヌ・リーブス)。
そんな彼に、亡き妻は一匹の小犬を贈ってくれていた。
お前は妻の形見だ。お前だけが俺の生きがいだよ。
元・すご腕殺し屋は愛車と子犬を心の拠り所にして平穏な暮らしを送っていた。
ところが・・・。

話は単純明快。
マフィアのボス(ミカエル・ニクビスト)の馬鹿息子が、ジョンの愛車ほしさに子犬を殺してしまったのだ。
おのれっ! 妻の形見の子犬をよくも殺したな。思い知らせてやる。
床下に封印してあった銃器を再び手にするジョン・ウィック
ね、単純明快でしょ。

馬鹿息子が襲ったのがあのジョン・ウィックだと知ったマフィアのボスは、すぐに大勢の手下を差し向ける。
激しい銃撃戦。
しかし、俺はあの伝説の殺し屋ジョン・ウィックだぜ。返り討ちだっ!

結局、あとは最後までこの繰り返しで描ききった映画。
潔いというか、もう少し練ってもよかったのではないかいというか。

途中に出てきたホテルが面白い。
そこは裏稼業の人たちばかりが止まるホテルのようで、ここではお互いに相手を攻撃してはいけないルールになっているのだ。
だから追われている殺し屋も、このホテルにいる間は安心していられるわけだ。・・・の、はずだった。

ツッコミどころも多い。
大体が、それほどのすご腕殺し屋が、発端になった襲撃をなぜあんなに易々とくらったのか? だらしないぞ。
それに途中で出てくるスナイパー(ウィレム・デフォー)がよくわからなかった。
彼はなぜあんなに親身にジョンを助けてくれた?

ということで、次から次へのマフィアとの戦いで飽きるひまはない。
しかし、終わってみれば、どんな筋だったのか、もう忘れているといったような映画だった(汗)。