あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「オーシャン・オブ・ファイヤー」 (2004年)

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2004年 アメリカ 134分
監督:ジョー・ジョンストン
出演:ヴィゴ・モーテンセン、 オマー・シャリフ

砂漠横断のサバイバル・馬レース。 ★★☆

19世紀末にアラビア砂漠で本当におこなわれていた全長3000マイル(約4800km)のサバイバル・レースの物語。
主人公は実在した人物で、その手記に拠っているようだ。

1000年以上の歴史があり、賞金も10万ドルというこのレースの名前がオーシャン・オブ・ファイヤー
由緒ある血統のアラブ馬が制してきたという伝統のレース。
ここにカウボーイのフランク(ヴィゴ・モーテンセン)と、彼の愛馬ヒダルゴが参戦する(原題はこの馬の名前)。
しかもこのヒダルゴはマスタングというネイテヴ・アメリカンの雑種の馬なのだ。
あんな馬が参加すると言うだけでもお笑いぐさだぜ。最初の一日でくたばってしまうぜ。

砂漠に寝起きしながらのレースはすごい。途中でエイドのようなものもあり、そこへ辿りつけば水や食料もあるようなのだが、その途中はまったくの砂漠。
方角すら分からなくなりそう。
何人もの参加者がレースの途中で死んでいくようだ。
そりゃそうだろうなあ。

フランクとヒダルゴのライバルも一杯いる。
最高のアラビア馬に乗るアラブの王子、イギリスの金持ち夫人の持ち馬に乗るクルド人、何かと悪賢い邪魔をしてくる族長の従兄弟。

何日もかかるレースなので、途中ではいろいろな出来事が起こる。
族長(オマー・シャリフ)の娘の誘拐事件とか、猛烈な砂嵐とか・・・。
流砂地獄なんてのも出てくる。流れる砂に足をとられると、もうそこからは抜け出せずに砂に呑み込まれていくのだ。

この映画は、余分なものは省いて、とにかく砂漠でのサバイバル・レースを描いている。
その感じは、「80日間世界一周」を思いださせる。
不満だったのは、このサバイバルレースの全体の状況が観ている者にはよくわからないこと。
これはかなり失点ポイントとして大きい。

フランクは今はどういう地点にいるのか、一体順位はどうなっているのか。
それがさっぱり判らない。
だから、いきなり最後のゴール直前になってのラストスパート合戦が唐突に思えるぞ。

NHK-BSの番組に「グレート・レース」というのがある。
密林や高山でのサバイバル・レースのドキュメンタリーで、これは実際の苛酷なレースをカメラが追う。本当に苛酷。
この番組が好きな人に、この映画はお勧めします。