あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 (2016年)

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2016年 日本
監督:三木孝浩
出演:福士蒼汰、 小松菜奈

SFファンタジーラブ・ストーリー。 ★★★☆

青春恋愛ものは、なんとなく気恥ずかしい気がして、基本的にパスしてきた。
しかしこの映画は、タイトルに惹かれて映画館へ。
明日、昨日のきみと会う? これは私の好きなタイムトラベルものではないかな、と期待。

20歳の美大生の高寿(福士颯太)は、電車の中で愛美(小松菜奈)に一目ぼれしてしまう。
高寿は思いきって彼女に声をかけて話をしたのだが、次に会う約束をすることは忘れてしまっていた。
しかし、彼が動物園でキリンのスケッチをしていると、そこに愛美がやってくる。
どうして、ここにいることが分かったの?

舞台は京都。
二人が初めて出会うのは、懐かしい叡電出町柳から京都の東北部を走るローカル線です)。
二人がデートをするのは、鴨川河畔だったり三条小橋のあたりだったりする。懐かしいなあ。

それはさておき。
高寿は5歳の頃に溺れかかったことがあった。そんな彼を助けてくれた通りすがりのお姉さんがいたのだった。
一方の愛美も5歳の頃に事故にまきこまれそうになったことがあった。そんな彼女を助けてくれた通りすがりのお兄さんがいたのだった。

そして、愛美が(わざと)忘れていった手帖を高寿は読み、ある秘密を知る。

(以下はネタバレになるのだけれども、映画のタイトルからしてそのネタバレはしているようなものなので、書いてしまう。
知りたくない方は読まないでください。)

実は、二人が住んでいる世界の時間は逆方向に流れていて、5年ごとに1ヶ月だけクロスするという設定だった。
これはなかなか想像力を刺激する。

高寿がこれから経験することは、愛美はこれまでに経験してきたこと。
高寿にとっての初めてのデートは、愛美にとっては最後のデートになってしまうわけだ。
二人が出逢い、初めて出逢い、初めて結ばれて、愛美が初めて高寿の両親に会って、と、次第に親密になっていく過程は、愛美にとっては次第に二人の関係が薄らいでいく過程だったのだ。

だから、愛美の立場になって考えてみる。
彼女の側から映画を撮ったらどのような展開になるのだろうかと考えてみる。

それは辛いよなあ。切ないよなあ。
二人の世界がクロスしていた1ヶ月が過ぎて、二人の世界が離れていく。
なんとも甘酸っぱい余韻を残す。

さあ、35歳になったら高寿は5歳の愛美を助けてあげなければならない。
そのときに愛美は、”君の名は。”と尋ねる?