あきりんの映画生活

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「パーフェクト・ルーム」 (2014年)

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2014年 アメリカ 102分
監督:エリク・バン・ローイ

5人の男、一つの死体。 ★★★

聞いたこともない映画だったが、惹き文句につられて観てみたら、思いがけない面白さだった。
脚本がよく練られている。
ベルギーの「ロフト」という映画のハリウッドリメイクとのこと(原題も同じ「ロフト」)。

ある男が浮き浮きと、ワインや食べ物を手にして部屋に入る。
すると、その部屋のベッドで手首を手錠でつながれた女が血を流して死んでいた。
どうして、こんなことが? この部屋には知らない者は入れないはずなのに・・・。

実はこの部屋は、それぞれに裕福な既婚男性5人が、浮気するために共同で借りたものだった。
5人以外には鍵をもたず、誰にもその存在を知らせていないはずの部屋。
連絡を受けた5人が部屋に集まる。
いったい死んでいるのは誰だ? どうやってこの部屋に入ることができた?  そして、誰が殺した?

お互いのアリバイを追求しあったりして、お互いに疑心暗鬼になる。
そりゃそうだ。犯人は絶対にこの5人の中にいるのだから。
すると、それぞれが隠していた事柄が少しずつ明らかになってくる。

なに、お前はそんなことをしていたのか。じゃ、お前が犯人だろう。
何を言う、お前だってあんな事をしていたじゃないか。お前こそ怪しいぞ。

それぞれの回想場面が挟み込まれる。
ある男はパーティで見かけた美女に一目惚れするが、彼女にはパトロンがいたり。
ある男は旅先で知り合った金髪美女と懇ろになるが、それがまずい事態になったり。

それに、この部屋のことは妻に知られるわけにはいかない。
知られたら即離婚になってしまうぞ。
ある男はやっとつかんだ逆玉の輿を棒に振ることになってしまうぞ。
なんとしてでも秘密裏に解決しなければ・・・。

ということで、尺が短い割に、かなり面白いのです。
題材が題材だけに、エロい場面も少なくありません(汗)。
さて、殺されていた美女は誰? 事件の犯人の動機は何?

(以下、ネタバレ)

どんでん返しもちゃんとありますよ。
それにしても、この邦題は酷いなあ・・・。