あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ときめきサイエンス」 (1985年)

イメージ 1

1985年 アメリカ 94分
監督:ジョン・ヒューズ
出演:アンソニー・マイケル・ホーン、 ケリー・ルブロック

電脳ヴィーナス。 ★★☆

青春SFコメディ、とでも言えばいいのか。
馬鹿馬鹿しい設定なのだけれども、健全な内容でホンワカともさせてくれる。

パソコン少年のゲイリーとワイアットは、女の子にも馬鹿にされるような冴えない高校生。
二人は理想の女性を作ろうと、考えられるかぎりのデータをコンピュータに入力する。
そのとき、落雷! 
(何かが起きるためには落雷が必要なことは、”未来へ戻る”までもなく決まっていることなのだ!)

すると、コンピュータの中からそのデータを全て備えた理想の女性・リサ(ケリー・ルブロック)があらわれる。わおっ!
もちろんスタイル抜群、巨乳(笑)、頭脳明晰、性格良好・・・。

このとき25歳のケリー・ルブロックがとても魅力的。
15歳のガキから見たら、そりゃあもう成熟した女神にしか見えないだろうなあ。
(彼女はスティーブン・セガールと結婚していたこともあるようだ。)

リサは、情けない二人を励まし、ときに背伸びをさせて自信をつけさせようとする。
で、二人をクラブに連れて行ったり、ホーム・パーティを開かせたり。
もちろん世の男どもはみんな、二人の傍らにいるスタイル抜群の美女・リサに魅せられる。
でもリサは二人のものなのだよ。

世の男どもは不思議がる、なんであんなものすごい美女が、あんな冴えない二人に優しく尽くすの・・・?
この映画のツボはまさにそこにある。
これは(イケてない)男の永遠の夢。すなわち、皆がうらやましがるような美女が、なぜか自分に惚れてくれている・・・(笑)。

二人を苛めていた悪友にロバート・ダウニーJrが出ていた。若い!
ファッションも懐かしいもの。
日本でいえば、「男女七人夏物語」とか、「金曜日の妻たちへ」が流行っていた頃。

この映画はとにかく清く、健全。
少年たちだったら当然するような妄想ごとは一切あらわされない。う~ん、健全。

ドタバタとしたコメディタッチなのだが、最後はなんとなくホロッとさせる。
リサは二人に男らしさを自覚させて、それぞれに恋人もできるようにして、それを見届けて去っていくのだ。

少し寂しいな・・・、と思っていたら、おまけ映像があった(笑)。好かったね。