あきりんの映画生活

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「300 帝国の進撃」 (2014年)

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2014年 アメリカ 103分
監督:ノーム・ムーロ
出演:サリバン・ステイブルトン、 エヴァ・グリーン

劇画調アクションもの。 ★★

前作はザック・スナイダー監督の「300」
大軍で押し寄せてきたペルシア兵と戦った300人のスパルタ兵を描いていた。陸戦だった。
今回はギリシア連合軍とペルシア軍がぶつかった「サラミスの海戦」。
ザック・スナイダーは製作にまわっている。

今回も前作同様に派手な戦闘シーンの連続。
血しぶきは飛び散るわ、手は切り落とされるわ。ばったばった、ぐさぐさ、ぶしゅっ・・・。
しかし何故か睡魔が襲ってきてしまう・・・(汗)。

凄い場面の連続なのだが、なにか単調なのだ。要するに途中から飽きてしまう・・・。
こりゃ致命的だな。

そんな中で好かったのはエヴァ・グリーンが演じたアルテミシア。
押し寄せるペルシャ軍の総大将である。
実はアルテミシアはギリシアの少女だったのだが、傭兵に家族を殺され自らも陵辱された過去を持っている。
そして奴隷にされていたところをペルシアの使者に助けられたのだ。
憎しギリシャ! 彼女は故郷に激しい復讐心を抱いて攻め入ってきたのだ。

すごいよ、彼女の迫力は
最後まで、まったくのエヴァ・グリーンの映画だった。
007のときなどはそれほど好いと思わなかった彼女だったが、この映画では光っていた。
というか、彼女を除いたら、他に誰もいない(悲)。

ギリシャ軍の総大将のテミストクレスに扮したのはサリバン・ステイブルトン
ごめん、知らない人だった。平凡な人だった・・・。

(余談の感想)
中盤、アルテミシアが相手を懐柔しようとしてテミストクレスを誘惑する場面がある。
肉食女子の(!)激しい挑発、挑み方。
それにしてもテミストクレスよ、やるだけやっておいて共闘しないって・・・。そりゃずるいんじゃないかい、あんた(汗)。

単純にバイオレンスな戦闘場面を楽しみたいという人向け(それも単調ですが)。
あとはエヴァ・グリーンのファン向けの映画でした。