あきりんの映画生活

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「特捜部Q 檻の中の女」 (2013年)

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2013年 デンマーク 97分
監督:ミケル・ノルコート
出演:ニコライ・リー・コス、 ファレス・ファレス

北欧サスペンス。 ★★★

惹き文句によると、あの「ドラゴンタトゥーの女」のスタッフが再結集して作ったのこと。
原作もデンマークではベストセラーのサスペンス・シリーズらしい。
すでに第3作まで撮られているが、まずは第1作から。

主人公は真面目で頑固で人付き合いが苦手な警察官カール(ニコライ・リー・コス)。
無理な踏み込み捜査で仲間に死傷者を出してしまう。
そこで左遷させられた先が特捜部Q。山と積まれた過去の未解決事件を整理するのが仕事。いわば窓際族。

第1作なので冒頭に主人公や、特捜部Qの紹介のような部分がある。
そしてまるでやる気のなかったカールの元へ助手のアサド(ファレス・ファレス)が配属されてくる。
アサドに触発されて、やがてカールは5年前に起きた女性議員ミレーデの失踪事件に興味を持つ。

この映画の特徴的なところは、カールたちの調査と当時の事件が交互に映されるところ。
自殺ということで処理されたミレーデが、実はタイトルどおりに”檻の中の女”となっていることも明かされる。
だから映画は、カールたちの推理や調査の進み具合と、かれらが追っている事件の実際の状態が巧みに混ぜ合わされて進む。
おお、事件のこの部分までカールたちはつきとめてきたぞ。

カールとアサドのコンビが実に好い感じである。
終始苦虫をかみ殺したような渋面のカールに、アサドは包容力のある態度で接してくれる。
暴走しそうになったり、自棄になったりしそうなカールを、アサドが支えてくれる。

事件は、あの「ドラゴンタトゥーの女」で衝撃的だった北欧独特の暗いサスペンスものとなっている。
事件そのものも、そして犯人も、その動機もずしりと重く、暗い。
ああ、そんなところにこの事件の動機があったのか!

北欧の寒さが映画全体をおおっているようだった。

シリーズの第1作として見応えのあるものだった。
これはこのあとも観なくては。