監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル、 ポール・ウォーカー、 ドウェイン・ジョンソン、 ガル・ガドット
シリーズ第5弾。 ★★★
この”ワイ・スピ”シリーズ、実は、どうせ車好きの暴走ものだろうとたかをくくっていた。
ところが第7作の「スカイ・アクション」を観て、その面白さに感嘆した。
そして第6作を観て、第8作を観て、この第5作に戻ってきた(苦笑)。
今回の舞台はリオ・デ・ジャネイロ。
そこで街を牛耳っている悪役ボスとの対決が、今回のメイン・ドラマ。
なにしろ1億ドルもの大金を、グルになっている警察署の金庫に隠しているような超悪者。
さてどうやってその大金を盗む?
おまけに、今やお尋ね者になっているドミニク(ヴィン・ディーゼル)、その妹やブライアン(ポール・ウォーカー)を捕らえようと、アメリカから特別捜査官の(ドウェイン・ジョンソン)がやってくる。
こちらも完全武装で、装甲車を仕立ててドミニクたちが潜んでいるスラム街へ乗りこんでくる。
ファミリーの人間関係はおおよそ頭に入っているので、おお、おお、と観ることができる。
このあとのシリーズではすっかりドミニクと通じ合うようになっているホブスは、この第6作からの登場だったのだね。
今やワンダー・ウーマンでお馴染みのガル・ガドットが好い感じで活躍してくれるのも嬉しいことだった。
ヴィン・ディーゼルとドゥエイン・ジョンソンとくれば、スキン・ヘッドの筋肉○鹿の代名詞のような二人。
当然のことながら、二人の腕っ節争いの見せ場もある。
派手でお金もかけているのだけれども、出演者からしてどこまでもB級映画に徹している(これ、褒め言葉です 汗)。
もちろんこのシリーズなので、おそらくはカー・マニアが見たらよだれが出そうな車がジャンジャン登場する。
冒頭では高級車を貨物列車から強奪するというアクション場面もある。
街中での04レースをファミリーでおこなう場面もちゃんとある。
クライマックスは、2台の車で重い大型金庫引っ張ってのカー・チェイス。
これはすごい。
振り子のように左右にぶれる大型金庫が追跡車をはね飛ばすわ、はね飛ばすわ(笑)。
どんだけリオの一般市民に迷惑をかけているんだ?(苦笑)
結構長い作品なのだが、あれよあれよと楽しめる。
事件が終わったあとのファミリーのその後の姿には、つい嬉しくなってしまう。
あのレティ役のミシェル・ロドリゲス姐さんが登場しないなあと思っていたら、エンドクレジット後に顔写真が写った。
なるほど、こうなって「EURO MISSION」につながっていったのか。