監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:キャスリーン・ターナー、 ニコラス・ケイジ
もう一度高校生になったら・・・。 ★☆
浮気をしてい夫チャーリー(ニコラス・ケイジ)と別居中の妻ペギー・スー(キャスリン・ターナー)。
そんなある日、高校の同窓会に出かけた彼女は、高校3年生だった時代にタイムスリップしてしまう。
監督はあの巨匠フランソシス・フォード・コッポラ。
でも堅いところはまったくなし、大作感もまったくなし。コメディ・タッチの小品といったところ。
1986年の映画だが、舞台は10年前の60年代ということで、若者の服装も街を走る車もなつかしいものになっている。
この映画で一番抵抗を感じるのは、高校生役のキャスリン・ターナー。
この映画のときに30歳代だったキャスリーンが高校生というのは、いくら何でも無理がある。
コスプレおばさんかよ、とつっこみたくなる(言い過ぎか、ごめん)。
しかし、それぐらいひどい。
いったい、高校生に戻ったペギー・スーの外見はどうなっているという設定だったのだろう?
画面に映っているのは今のペギー・スーの姿だが、過去の世界の皆には高校生姿のペギー・スーが見えている、という設定だった?
ニコラス・ケイジはこのとき20歳代前半。軽薄なロック大好きお兄ちゃんという感じ。
当然のことながら髪の毛はふさふさ。まあ、これは当たり前だったわけだ。
彼の方は逆に現在の夫姿の時は老けメイクをしていたわけだ。
さて物語は、二度目の青春を謳歌するペギー・スーが、当時のチャーリーがどれだけ自分を愛してくれていたかを思い知る内容となっている。
でも、何やかやがあって無事に過去から戻ってきたペギー・スーだが、いったい何が変わった?
あまり有効なことにはなっていなかったような気が・・・(汗)。
ペギースーの娘役で23歳だったヘレン・ハント。
若い頃ってこんなにきれいだったんだ!
妹役では、のちに自身も監督となったソフィア・コッポラが出ていた。そういえばジム・キャリーも脇役で。
ということで、軽~い青春コメディです。
高校生の時にガリ勉で持てなかった男性は、今は超一流成功者となって同窓会にあらわれたり、当時の恋人同士が今も夫婦であらわれたりとか、ま、ちゃんとドラマは作っています。
でも・・・、私にはキャスリーンがイタく見えてしまって、どうも駄目でした(汗)。